本記事ではXMの両建て取引に関するルールについて解説している。
- そもそも両建てとはなにか
- XMで禁止されている両建て取引
- XMで禁止の両建て取引はバレるのか
- XMで許されている両建て取引
などなどXMの両建て取引についてあらゆるルールを理解できるように作成しているので参考にしてほしい。
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目次
そもそも両建てとは
そもそも両建てとは「同じ通貨ペアにおいて”売り(ショート)”と”買い(ロング)”の両方のポジションを保有するトレード」を指す。
例えばUSD/JPY(ドル円)の通貨ペアで両建て取引をする場合を考える。
- 1$100円のときに売りポジション
- 1$90円のときに買いポジション
上記の形でポジション保有している状態が両建てトレードだ。
【両建て例】
ドル円にて1ドル100円で1lotのロングエントリー後、1ドル110円になったタイミングで1lotのショートエントリー。
その後に1ドル115円に値動きした場合。
■ロングポジション
- 1ドル110円の時
→10円分の含み益発生 - 1ドル115円の時
→合計で15円分の含み益発生
■ショートポジション
- 1ドル110円の時
→評価損益なし - 1ドル115円の時
→5円分の含み損
→両ポジション合わせて10円分の含み益が発生している。
両建て開始時からいくら値動きしても含み損・含み益は変わらない。
また買いと売りで同lotのポジションを保有している場合は、含み益も含み損も拡大しない。
ポジションを決済することなく、含み益・含み損をキープしたい際に用いられることの多い手法となっている。
XMで禁止されている両建て取引
XM内では禁止されている両建て取引のパターンがある。
- XM内で複数口座を利用した両建て
- XMと他業者を併用した両建て
- グループ内での両建て
上記の両建てをするとXMの規約違反となり、XMにバレると利益取り消しはおろか口座を凍結される可能性すらある。
XM内で複数口座を利用した両建て
XMでは1アカウントにつき8つまで口座を開設できる。
しかし複数の口座を開設し、口座をまたいで両建てするのは禁止されているので注意だ。
【複数口座を利用した両建て例】
XMでA口座とB口座を開設。
- A口座でドル円売りポジション
- B口座でドル円買いポジション
同一口座内ではなく、口座をまたいだ両建ての形になるためNG。
初心者の方だと意図せずして複数口座間の両建てになってしまう可能性もなくはない。
複数口座を開設する際は注意しよう。
XMと他業者を併用した両建て
XMの口座と、他のFX業者(国内・海外問わず)で両建てするのもNGだ。
【XMと他業者を利用した両建て例】
XMの口座とLANDFXの口座を所持。
- XM口座でドル円売りポジション
- LANDFX口座でドル円買いポジション
業者をまたいだ両建ての形となるためNG。
1つの業者のみ利用している方は心配ないが、複数の業者を使い分けている方は注意しよう。
グループ内(複数人)での両建て
1人で両建てをするのではなく、複数人でグループを組んで両建てするのも禁止だ。
【グループ内での両建て例】
AさんとBさんがそれぞれXMで口座開設。
- Aさんがドル円売りポジション
- Bさんがドル円買いポジション
グループ内で両建ての形となるためNG。
実際に過去の事例でグループ内で両建てをしていて、XMから利益取り消しされたグループもある。
グループでの両建てならバレないだろうと高をくくってやらないようにしてほしい。
番外編:1つの通貨をヘッジするための両建て
厳密にいうと両建てではないが、1つの通貨をヘッジ(為替変動によるリスクを回避する)する目的で口座や業者をまたいで複数ポジションを持つのはNGだ。
例えばドルを主軸にして、
- USD/JPYの買いポジション
- EUR/USDの買いポジション
同時に上記のようなポジションを注文して保持すると「ドルをヘッジしている」とされてしまう。
【1つの通貨をヘッジしたときの効果】
USD/JPYの買いポジションとEUR/USDの買いポジションを保有している場合(ドルをヘッジ)。
- ドル円の価格が上昇(ドル高)
→ユーロドルの価格が下がる - ドル円の価格が下降(ドル安)
→ユーロドルの価格が上がる
ドルをヘッジしたポジション保有をしている場合、片方のポジションで含み損が発生しても、もう片方のポジションで含み益が出る。
これは規約違反と見なされる可能性が高いため注意してほしい。
特にEAを利用している場合は、機械的にポジションを建ててしまうため注意。
裁量取引用(手動)の口座とヘッジしてしまうようなポジション建てを気づかぬうちにしてしまいかねない。
XMで禁止されている裁量取引はバレる
そもそもXMで禁止されている裁量取引をしてバレるのかという問題だが、結論から言うとバレる。
おそらく明らかに不自然な注文などを感知・識別できるようなシステム・体制があるのだろう。
軽く上でも触れたが、過去に両建てしていたグループをXMが利益取り消し・出金拒否したケースがあった。
元々このグループが「XMから利益出金できない!詐欺だ!」と騒いでいたのだが、結局は禁止されている両建て取引をしていたという結果だったのだ。
当然禁止取引として定められている以上、非は完全にグループにある。
禁止取引をすれば確かに稼げるのかもしれないが、結局バレて時間も労力もムダになるため禁止取引に手を出すのはやめよう。
XMに禁止取引がバレたら重いペナルティが課せられる
XMに禁止取引がバレると、
- 利益取り消し
- 出金拒否
- 口座凍結
などの重いペナルティを課される。
XMで両建ての禁止ルールが定められている理由
XMで禁止されている両建てが存在するのは、ひとえに“ゼロカットシステム”(※)の悪用を防ぐためだ。
代表的なものに週明けの窓を狙った両建てが存在する。
【ゼロカットシステムと両建てを利用した窓開け狙いのトレード例】
XMと海外FX業者Aの口座を開設。
それぞれに10万円を入金した後、以下の両建てをおこなう。
- XMでドル円10万通貨ロングポジション
- 海外FX業者Aでドル円10万通貨ショートポジション
この状態で週明けに200pipsの窓が開いていたとする。
この場合XM口座で10万通貨×200pipsで20万円の損失。
海外FX業者Aの口座が10万通貨×200pipsで20万円の利益となる。
これだけ見るとトントンだが、20万円の損失を出したXM口座はマイナス残高となりゼロカットが適用される。
結果として損失は口座に入金していた10万円のみ。
20万円の利益を出した海外FX業者Aの口座と合わせると、トレーダーは10万円儲かったことになる。
ゼロカットを両建てを利用することで、一切のリスクを背負うことなく10万円稼げてしまうわけだ。
一方でXMはゼロカットで10万円の損失を補てんすることになっているため、損をしてしまっている。
上記の例はトレーダーから見るとおいしく見えるが、XMの視点で考えると損しかしていない。
XMとしては、トレーダーのリスクを減らそうと好意で採用しているゼロカットを意図的に悪用されるのは避けたいところだろう。
そういう意図があり、XMでは両建ての中にも禁止事項があるというわけだ。
(XMのみならずゼロカットを採用している海外業者では軒並み禁止されている両建て手法がある)
(※)ゼロカットシステムとは
ゼロカットシステムはトレーダーの口座残高がマイナスになった場合に、マイナス分をゼロ(0円)に戻してくれるサービス。
つまりゼロカットシステムを採用している業者では、口座に入っている金額以上の追証を求められる心配はない。
ゼロカットのおかげで海外FXでのリスクはかなり限定されているというわけだ。
ゼロカットシステムについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてほしい。
XMでは同一口座内での両建て取引のみOK
XMでは同一口座内での両建て取引のみ認められている。
上述したように、XM内の複数口座を利用した両建てや、XMと他業者を併用した両建てトレードは禁止されている。
XMの同一口座内で両建てするメリット
必要証拠金がゼロ
XMで同一口座内での両建てをする場合、エントリー枚数が売りと買いで同じなら証拠金がゼロになる。
具体的には、
- ドル円で1万通貨の売りポジション
- ドル円で1万通貨の買いポジション
というような両建てだと証拠金ゼロでポジションを保有できるわけだ。
証拠金をキープしながらポジションを保持できるため(含み益・含み損も拡大しない)、強制ロスカットを防いだり、この間に新規ポジションを注文することもできる。
ただし”同じエントリー枚数”での両建てにのみ適用されることは覚えておこう。
売りと買いでエントリー枚数が異なると、証拠金が必要となってしまうので注意だ。
ポジションを保有したまま相場の様子見ができる
両建て取引の最大のメリットが、ポジション保有しながら相場のトレンドを見れることにある。
上述した通り、両建てでは含み益や含み損が拡大しない。
つまりポジションをノーリスクで保有しながら相場の動きを見れるわけだ。
【両建ての活用例】
●保有中のポジションで含み損が発生している場合
ドル円のショートで含み損が発生しているが、今後トレンドが逆転してプラスに持っていけそうな場合。
この場合にドル円のロングでポジションを取れば、現在のドル円ショートの含み損を拡大させることなくポジションキープができる。
後にトレンドの転換が発生したのを確認した後、ドル円ロングのポジションを決済すれば良い。
もともと保有していたドル円ショートでトレンド転換の恩恵を受けて、含み損を含み益に持っていける可能性がある。
●保有中のポジションで含み益が発生している場合
ドル円のロングで含み益が発生しているが、レンジ相場に突入して、今後どちらに転ぶかわからない場合。
ドル円のショートでポジれば含み益をキープしつつ、次のトレンドに備えられる。
- 上昇トレンドがきた
→ドル円ショートを決済して、ロングポジションをそのままキープして含み益を拡大させる - レンジ相場を抜けないor下降トレンドになった
→ロングポジションとショートポジションを同時決済してキープしていた含み益を利確する。
このように相場の動きを見ながら柔軟な対応ができるのが両建て取引の最大のメリットと言えよう。
うねり取りで利益を上げれる
うねり取りとは保有ポジションで利益が出ている状況で、両建て取引を繰り返す手法だ。
主にレンジのような相場で利用される。
レンジの底で買いを入れたら、次にレンジの天井で売りを入れる。
その後は相場の動きを見ながら決済して利益を上げることが可能だ。
仮に損失がでることになっても、両建てでは損失が膨らみにくいため損失を最小限に抑えることができる。
XMポイント(XMP)を稼げる
おXMでの両建ては”往復取引”と見なされるため、1分以上ポジションをキープしていればXMポイントが溜まる取引としてカウントされる。
XMPは溜めていくことでボーナスと変換できる、存外おいしいボーナスだ。
両建てでは2ポジション分が一気に溜まるので、普通に取引するよりもXMPを稼ぎやすい。
ただしあからさまなXMポイント狙いの取引は規約違反なので、両建てのみではなく通常の取引も行う必要があるので注意しよう。
XMの同一口座内で両建てする際の注意点
ここからは両建てする際の注意点を解説する。
- 2つのポジションを決済する場合(両建て解除)は同時決済が鉄則
- 片方のポジションを決済する場合は証拠金維持率の減少に注意
- 指標発表時や窓開け狙いのトレードはやりすぎると危険
2つのポジションを決済する場合(両建て解除)は同時決済が鉄則
保有しているロングポジション・ショートポジションを両方とも決済したい場合は”同時決済”を心がけよう。
同時決済のやり方は非常にカンタンで、
- MT4で両建てしている通貨ペアの注文画面を開く
- 「注文種別」を「両建て解除」に変更する
たったこれだけで両建てしているポジションを同時決済できる。
同時決済ではなく個別決済してしまうと、時間差で含み益の減少や含み損の拡大を招く可能性もあるので注意だ。
片方のポジションを決済する場合は証拠金維持率の減少に注意
両建てしているロングポジション・ショートポジションのどちらか一方を決済する場合は要注意。
両建てを解消する=保有しているポジションの証拠金が必要となるため、証拠金維持率が下がってしまうのだ。
結果として、証拠金維持率が強制ロスカットギリギリ、あるいは強制ロスカットラインを下回るまで可能性すらある。
片方のポジションを決済する際は、証拠金維持率にしっかりと気を配ってからにしよう。
指標発表時や窓開け狙いのトレードはやりすぎると危険
厳密にはXMでは指標発表時のトレードや、週明けの窓を狙ったトレードは禁止されていない。
しかしこれらのような相場の急変動が起こりえる可能性がある際に、ゼロカットを利用したマイナス残高のリセットとハイレバを利用したトレードを繰り返すとペナルティを課せられる可能性がある。
上述したが、ゼロカットが執行されると損失はXMが補填しなければならないためだ。
禁止されているわけではないので1発でペナルティが課されることはないだろうが、念のためやりすぎには気を付けよう。
XMの両建てに関するよくある質問
XMの両建てに関するよくある質問をまとめた。
XMは両建てできますか?
XMでは、同一口座間での両建てが可能となっている。
ただし複数口座間での取引や同一ペア以外の両建ては禁止。
異なる業者間での両建ても禁止されており、違反すると口座凍結する可能性があるので注意してほしい。
XMで両建て取引は規約違反ですか?
XMでは、複数口座間での両建て取引は禁止となっている。
XMでは、8口座まで複数口座を開設できるが、これらの口座間での両建ては規約違反となるので注意しよう。
XMの両建てルールまとめ!
以上がXMの両建てに関する全知識だ。
XMでは同一口座間での両建ては問題なくできる。
上手く使いこなせば相場の様子を見ながら利益を伸ばし、損失を抑えることも可能だ。
初心者には難しいかもしれないが、慣れてきたらぜひ両建て取引にもチャレンジしてみてほしい。
ただし禁止されている両建てをするのは厳禁。
小lot程度で意図せず両建てになったくらいなら見逃してもらえるかもしれないが、意図的に両建てを利用して稼ぐと重いペナルティが課せられる。
バレるとお金も時間も労力もムダになるので、きちんとルールの範囲内でトレードするよう心掛けてほしい。