当ページでは海外FX業者と国内FX業者を比較しながら、海外FXのメリット・デメリットを解説している。
下記でメリットデメリットについて詳しく解説する前に、管理人の結論から言うと海外FX業者でトレードするメリットはデメリットよりもはるかに多い。
まとめでも書いているが管理人はそもそも海外FXは「ハイレバレッジの取引ができる」というだけで最強に魅力的だと思っている。
さらに最近では、スプレッド・出金の手間などもどんどん改善され使い勝手はかなり良くなってきている。
英語ができなくても全然OK、全て日本語で完結できる。(一昔前までは考えられなかったことだが…)
もしあなたが海外FXに興味があるなら、以下リンク管理人のおすすめの海外FX業者をピックアップしているので参考にしてほしい。
資金が潤沢にある方は無理に海外FXを使う必要はない
なんども繰り返しになるが、海外FXの最大のメリットはハイレバレッジだ。
海外FXはそのハイレバで、資金が数万円でも、10倍〜100倍を狙えるところが一番の魅力。
なので元々資金が数百万円〜数千万円あるという方は無理に海外FXをつかう必要はないだろう。
それだけ資金力があると、国内FXの最大レバレッジ25倍でも、十分に利幅を残せる。
目次
【海外FX】5つのメリット
まずは海外FXのメリットを5つ紹介する。
- ハイレバレッジ取引ができる
- 追証なしのゼロカットシステムを採用している
- ボーナスがとにかく豪華
- 高性能の取引ツール(MT4・MT5)が無料で使える
- NDD方式を採用。透明性のある取引が可能
ハイレバレッジ取引ができる
どの海外FXの解説サイトでも言われていることだが、海外FXが人気を集めている一番大きな理由がレバレッジである。
日本国内の最大レバレッジは25倍と金融庁で定められているのはみなさんご存じだろうが、海外FX業者には最大レバレッジの規制はない。
よって最大レバレッジ400倍なんていうのは当然だし、1000倍~2000倍のレバレッジをかけて取引することができるブローカーも存在する。(正直ここまでレバレッジをかける必要はないと個人的には思うが。)
ハイレバレッジ取引は、資金効率を圧倒的によくしてくれる。
上記のように、10万円の資金でドル円のポジションを持とうと思うと、国内FXのレバレッジ25倍ではせいぜい2万通貨が限界だ。
対して海外FXの場合、最大レバレッジ400倍としても25万通貨ほどのポジションを持つことができる。
少ない資金でガッツリとポジションを持つことができるのはなによりも大きい海外FXを利用するメリットと言えるだろう。
追証なしのゼロカットシステムを採用している
追証(おいしょう)とは、投資金以上の金額をFXブローカーから請求されることだ。
この追証が発生すると何がヤバいかというと口座残高がマイナスになってしまう。
おそろしいことに、FXや株の追証請求は、法律的になんとカードローンの借金と同じ扱いである。
そのままFXブローカーへの借金というカタチになり、マイナス分は家財を売り払ってでも補填しないといけない。
残念ながら全ての国内FXブローカーは100%追証請求ありのシステムだ。スイスフランショック級の相場変動が日本国内で起きれば、それこそ一瞬で人生が滅ぶ可能性がある。おそろしい。
しかしほとんどの海外FXブローカーは、この追証請求を求めないゼロカットと呼ばれるシステムを導入している。
自身の口座残高がマイナス100万円になろうと、マイナス1億円になろうと、ゼロに戻してくれる神対応である。
400倍超のハイレバ取引で値動きが激しい相場(経済指標発表など)の場合、持っているポジションが逆行すると思っているよりも頻繁にマイナス残高になる。
特にiFOREXなどロスカット水準が0%のブローカーなどではしょっちゅうだ。
この投資金以上の損失がない追証なしシステムは、トレード的にも精神的にも大きな助けになる。
追証が発生するタイミングや仕組み、ゼロカットシステムについては以下の記事を参照していただきたい。
ボーナスがとにかく豪華
国内FXでのボーナスはせいぜい新規口座開設で2万円とかその程度だが、海外FXでは国内FXでは考えられないボーナスがたくさんある。
入金ボーナス
最たるものが入金ボーナスと呼ばれる、入金額に応じて証拠金が増えるボーナスだ。
初回入金ボーナスでは、100%入金の太っ腹ボーナスを提供してくれるブローカーもある。
上記のように100%入金ボーナスだとすると、10万円入金すると20万円の証拠金でトレードすることができる。
ハイレバトレードの場合、当然証拠金が多い方がダイナミックな取引が可能だ。
未入金ボーナス
海外FXには口座に未入金の状態でもリアルマネーでトレードできる未入金ボーナスを提供しているブローカーもある。
このボーナスはあくまでお試し用なので、3,000円ほどに設定されている場合が多いが、もちろん利益が出れば出金可能だ。
少額ではあるが、デモ取引とリアル取引は全然違うものなので、ハイレバトレードを無料で体験できるのは大きなメリットだろう。
ボーナスキャンペーンを提供している海外FX業者を知りたい方は以下の記事を参考にしてほしい。
高性能の取引ツール(MT4・MT5)が無料で使える
国内FX業者では、取引ツールが業者ごとに違う。
業者を変えるごとにツールの使い方を覚えないといけないので、面倒だ。
しかし、海外FXではその心配はない。
ほぼ全ての海外FX業者ではMT4(MetaTrader4)・MT5(MetaTrader5)という世界で一番利用されている最先端のプラットフォームを利用することができる。
一見とっつきにくそうだが、一度使い方を覚えてしまえば、もう他のトレードツールは使えなくなるくらいの優れもの。
あらゆるテクニカルチャートが見れるし、EAと呼ばれる自動売買もできる。もちろんワンクリック決済も可能だ。
NDD方式を採用。透明性のある取引が可能
少し小難しい話になるが、国内FXと海外FXでは根本的に注文の決済方法が違う。
国内FX業者の多くはDD(ディーリングデスク)方式、海外FX業者はNDD(ノーディーリング)方式と呼ばれる取引システムを採用している。
DD(ディーリングデスク)とはFX業者のディーラーのこと。
DD方式は間にディーラーを介すが、NDD方式はディーラーを介さない。
ようするに、DD方式の場合は、客の注文を全て実際に注文するわけではないということ。
「この注文は通す」「この注文は通さない」と、中の人が判断するわけだ。
注文を通すも通さないもFX会社の中のディーラーの裁量が入るわけで、実際に自分の注文が通っているのかどうかは、ブラックボックスの中。
当然客とFX会社の利益が相反する場合もある。
数年前までFX会社による「ストップ狩り」や「レートずらし」などの客に不利な決済が良く起こったが、全てDD方式のFX会社で起こったことである。
それに比べてNDD方式は、FX会社のディーラーは間に入ることなく、そのまま自動的にインターバンクに注文が流れる。
NDD方式は、FX会社の思惑が一切入らないため、非常にクリーンな決済方式と言える。
DD方式とNDD方式について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてほしい。
FXブローカーを選ぶ際のポイントとして、日本ではスプレッドが一番重要視されているが、海外トレーダーの視点は全く違う。
海外では、クリーンなNDD取引のブローカーであることがまず最優先。その次にスペックの比較に入る。
国内FX業者ではほとんどがDD方式だ。(近年ようやくNDD方式を採用する業者もでてきたが)
国内FX業者の90%以上がDD方式なのを知ると、きっと海外トレーダーはびっくりするだろう。
【海外FX】4つのデメリット
ここまでは海外FXのいいところを取り上げてきたが、海外FXにはマイナスの側面もあることを理解しておいたほうがいいだろう。
- スプレッドは国内FXにはかなわない
- 中には詐欺的な海外FX業者が紛れている
- 突然の日本撤退リスクがある
- 出金に時間と手数料がかかる
スプレッドは国内FXにはかなわない
正直にいって、国内FX業者で超低スプレッドを提供しているGMOやDMMFXのドル円、ユーロ円、ユーロドルなど主要通貨のスプレッドに勝てる海外FXブローカーはいない。
とはいえ、近年は日本人トレーダーがスプレッドを最重要視するということに気づいて、多くの海外FXブローカーがかなりスプレッドにチカラを入れ始めている。
例えば当サイトの海外FX業者スプレッドランキング1位のTradeviewという海外FX業者のスプレッド。
Tradeview (海外FX業者) | GMOFX (国内FX業者) | 外為オンライン (国内FX業者) |
|
---|---|---|---|
ドル円 スプレッド | 0.6pips | 0.3pips | 1.0pips |
ユーロ円 スプレッド | 0.8pips | 0.6pips | 2.0pips |
ユーロドル スプレッド | 0.6pips | 0.5pips | 1.0pips |
ポンド円 スプレッド | 1.6pips | 1.1pips | 3.0pips |
オージー円 スプレッド | 1.2pips | 0.7pips | 3.0pips |
ポンドドル スプレッド | 0.9pips | 1.1pips | 1.0pips |
オージー米ドル スプレッド | 0.8pips | 1.1pips | 2.0pips |
このように、国内FX業者に負け時劣らじの高水準のスプレッドを提供している。
一昔前は、海外FX業者で取引するために広いスプレッドは我慢しなければいけなかったが、今ではこのように高水準のスプレッドで取引することが可能だ。
以下に海外FX業者のスプレッドランキングの記事のリンクを置いておく。
スプレッドが狭い海外FX業者に興味がある方はチェックしてみてほしい。
国内FX業者のスプレッドの狭さは世界的にみて異常
ちなみに日本のFX業者のスプレッドは世界でNo.1である。
先述したが、国内FX業者のほとんどがDD方式だ。
スプレッド以外のディーラーのトレードで収益を上げることができるので、この異常ともいえる超低スプレッドを実現している。
しかし、海外FX業者は一部のDD業者を除き、NDD方式のためスプレッド以外で利益を上げることが一切できない。
国内FX業者のように、0.3pipsのスプレッドなんかを提供しているとほとんど儲からないのだ。
中には詐欺的な海外FX業者が紛れている
残念ながら海外FX業者は全ての業者が100%安全なわけではない。
海外の金融ライセンスを持っていれば安心だと言っているサイトもあるが、そんなことはない。
審査が激ゆるで誰でも簡単に取れるライセンスも確かに存在する。
また、明らかに詐欺を目的としたブローカーが存在することも事実だ。
その一方で、かなりの信頼を置けるブローカーもある。
例えば当サイトでおすすめしている海外FX業者は管理人が実際に入金・トレード・出金を何度も繰り返し、まっとうに運営していると判断した海外FX業者をピックアップして掲載している。
また海外FX業者の安全性・信頼性を見極めるポイントに関して、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてほしい。
突然の日本撤退リスクがある
近年、海外FXブローカーに対する金融庁の締め付けはかなり激しい。
金融庁は海外FX業者を日本市場から締め出すために、あらゆる方向から圧力をかける。
例えば『無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について(外部リンク)』という金融庁の警告もその一つだ。
日本国内で目立つほとんどの海外FX業者は、金融庁からこの警告を出されてしまう。
また2014年ごろ、PepperstoneやThinkforexなど優良なオーストラリアライセンスのブローカーが一斉に日本の市場から撤退したことがあった。
関係者によると、これも金融庁がオーストラリアの金融当局に圧力をかけたためだと言われている。
もちろん、どの海外FX業者も優良業者だったので「出金拒否」や「顧客資金の持ち逃げ」などということはなかったが、ガッツリ使っていたブローカーが突然撤退するリスクがあることは頭に入れておいたほうがいいだろう。
海外FX業者と金融庁の関係や、なぜ金融庁が海外FXブローカーを目の敵にするのか知りたい方は以下の記事を参考にしてほしい。
出金に時間と手数料がかかる
海外FX業者の出金は、海外銀行送金が一般的だ。
海外銀行送金の場合、出金手続き完了から着金まで2~5営業日、出金手数料として2500円~4000円がかかる。
これは国内FX業者にはないデメリットといえるだろう。
bitwallet出金対応業者なら出金手数料無料・即時反映
最近では出金方法にオンラインウォレットのbitwallet出金が追加されている海外FX業者が増えてきた。
bitwallet出金は、出金手数料無料・出金手続き完了後即時口座反映の優れもの。
出金に時間や手数料を払いたくない方は、bitwallet出金対応の海外FX業者を選ぶようにしよう。
海外はFXデメリットをはるかに凌駕するメリットがある
ここまでツラツラと海外FXのメリットデメリットについて解説してきたが、そもそも海外FXは「ハイレバ取引ができる」というだけで利用価値があると個人的に感じる。
それに加えて海外FX業者のレベルは年々限りなく向上している。
ひと昔前までは、「スプレッドも広いし、英語ばかりでつかいにくいけどハイレバ取引ができるから仕方なく海外FXを使ってる」というユーザーも多かった。(管理人も含めて)
しかし近年では「スプレッド高水準、追証なし、ボーナス豊富、日本語完全対応、ハイレバレッジ、透明性のある取引システム」とハイレバレッジトレード以外にも、国内FX業者に負け時劣らじのスペックを提供している。
資金が数万円〜数十万円しかないが、10倍〜100倍の大きなリターンを狙いたいトレーダーは、一度海外FXを使ってみてはいかがだろうか。
反対に繰り返しになるが、資金が数百万円・数千万円あるトレーダーは海外FXを無理に使う必要がないだろう。