海外FX業者を利用したハイレバスキャルピングは数万円の投資金でも数日で100万円以上の大勝を狙える非常に夢がある取引方法だ。
海外FXの醍醐味と言っても過言ではない。
ただし、注意したいのが海外FX業者の選び方だ。
海外FXブローカーと一言にいっても
- ボーナスはないが、スプレッドや約定力にチカラをいれているブローカー
- スプレッドは広いが、ボーナスの充実やコンテストを重視しているブローカー
- そこそこのスプレッドで、取引ツールを豊富にそろえているブローカー
- 全部ほどほどの、バランス重視のブローカー
などなど各々に特徴がある。
スキャルピングは取引回数が多く繊細なトレード方法なので、スキャルピング向きの業者を選ぶということは非常に重要。
実は、スキャで勝ちやすい業者と、負けやすい業者というのはハッキリ別れるのだ。
そこで本ページではハイレバスキャルピングで失敗しないために、スキャルピングに適した業者の選び方と、おすすめの海外FX業者を紹介している。
◆スキャルピングにおすすめの海外FX業者4選
- 1位:TitanFX
- 2位:AXIORY
- 3位:Trade View
- 4位:XM
目次
スキャルピングにおすすめの海外FX業者4選!ランキング形式で紹介
スキャルピングにおすすめの海外FX業者は、下記の基準で決めている。
- スプレッドが狭い
- 約定力が高い
- スキャルピング規制がない
- NDD方式を採用している
- 強制ロスカット水準が低い
上記の選び方のポイントを全て満たしている海外FXブローカーのみをピックアップして掲載した。(各基準や「なぜ見るべきか」については後述している。)
1位:TitanFX
スキャルピングならここ!というのがTitanFXだ。
管理人がスキャルピングの際にメインで使ってる海外FX業者でもある。
最大の特徴がとにかくスプレッドが狭いこと。
TitanFXのブレード口座(ECN)の平均スプレッドは
- ドル円 0.33pips
- ユーロドル0.20pips
- ユーロ円 0.74pis
- ポンドドル0.57pips
と業界最高水準だ。
ECN口座なので10万通貨取引あたり700円の取引手数料がかかるが、それを加味してもドル円1.03pips,ユーロドル0.90pips,ポンドドル1.27pipsとかなり狭い。
スタンダード口座もドル円平均スプ1.33pisp、ユーロドル平均スプ1.20pipsと非常に優秀である。
NDD方式で、もちろんスキャルピング規制は一切なく、超短期売買を繰り返すEAも回し放題。
約定力も非常にサクサクで他のブローカーとは一線を画している。
さらには最大レバレッジ500倍、ロスカット水準20%、追証なしと非の打ちどころがない。
\スプレッド最狭業者/
TitanFXについて詳しく知りたい方は以下記事を参照してほしい。管理人のレビューをまとめている。
2位:AXIORY
AXIORYは2013年に運営開始した中堅ブローカー。
最大レバ2,000倍で追証なし、ロスカット水準20%以下のスペックを持つ。
またスキャルピングのために開発された※cTraderを使うことができる。
ECN口座の平均スプレッドで
- ドル円0.50pips
- ユーロドル0.30pips
- ユーロ円0.80pips
とTitanFXとほぼ変わらない高水準。
10万通貨あたり600円の取引手数料を加味しても、ドル円1.10pips,ユーロドル0.80pips,ユーロ円1.40pipsだ。
もちろんNDD方式でスキャルピング制限は一切ない。
AXIORYについて詳しく知りたい方は以下記事を参照してほしい。管理人のレビューをまとめている。
※cTraderとは?
cTraderとは、スキャルピングトレーダー専用に開発された取引プラットフォームだ。
直感的で分かりやすいインターフェイス、ワンクリック注文が標準搭載されているだけでなく分割決済も可能。
MT4よりも使い勝手が良いというトレーダーが急増中の話題の取引ツールである。
cTraderについてより詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてほしい。
3位:TradeView
Trade Viewは2004年に運営開始の老舗ブローカー。
なんとECN口座のスプレッドは、平均スプレッドは
- ドル円0.30pips
- ユーロドル0.10pips
- ポンドドル0.70pips
とTitanFXやAxioryよりも高水準だ。
取引手数料も10万通貨あたり500円なので取引手数料を加味しても、ドル円0.80pips,ユーロドル0.60pips,ポンドドル1.20pipsと国内FX業者と遜色のない水準である。
また、Trade ViewもcTraderを使うことができる。
約定も優秀でスキャルピング規制がなく、裁量トレードでもEAスキャでも取引し放題である。
このハイスペックにもかかわらず管理人がTrade Viewを一番にオススメしないのは、最大レバレッジ500倍ロスカット水準100%の制限があるからだ。
レバレッジ数百倍のトレードすることができないのが惜しい。
反対にレバレッジ低倍率でスキャルピングをしたいというトレーダーにはもってこいのブローカーだろう。
Tradeviewについて詳しく知りたい方は以下記事を参照してほしい。管理人のレビューをまとめている。
4位:XM
XMは2009年より運営を開始したブローカー。
日本人人気NO.1の海外FX業者だ。
XMといえば最大1,000倍のハイレバレッジと豪華なボーナスが魅力のスタンダード口座・マイクロ口座があるが、スプレッド特化型のZERO口座、KIWAMI極口座も存在する。
ZERO口座は上述してきた他業者の低スプレッド口座と比較すると、わずかにスプレッドが広いものの、ECN口座ながら口座開設ボーナス13,000円が受け取れる。
ECNの使い心地を試すにはうってつけだ。
メインのスキャルピング口座として運用していくのはオススメしないが、入門用として利用するのをオススメしたい。
関連記事:XMのゼロ(ZERO)口座の評判!スキャルピング口座として存在意義はある?
スキャルピングに適した海外FX業者の選び方の基準6つ
スキャルピングに適した海外fx業者の選び方は、6つある。
- スプレッド(取引手数料)が狭い海外FX業者を選ぶべし
- 約定力が高い海外FX業者を選ぶべし
- スキャルピングが禁止されていない業者を選ぶべし
- NDD方式を採用している業者を選ぶべし
- 強制ロスカットになる証拠金維持率が低い
- 追証なしのゼロカットシステムを採用している
管理人が詳しく解説していく。
スプレッド(取引手数料)が狭い海外FX業者を選ぶべし
スキャルピングは1日に数十回エントリーすることがザラ。
そこで取引回数分必ずかかるコストがスプレッド(ECN口座の場合取引手数料)だ。
このスプレッド(取引手数料)をどれだけ抑えれるかで、スキャルトレードがかなり有利になる。
海外FX業者では、ブローカー間のスプレッドの差が大きい。
スプレッドが狭いブローカーと広いブローカーを比べると、ドル円で2pips以上も平均スプレッドは変わってくる。
ハイレバ取引なので当然取るポジションは大きくなり、払うスプレッドもその分多い。
例えばスプレッドが2pips違うと3lot(30万通貨)のスキャを10回やるとこんなに変わってくるのだ。
なるべくスプレッドが狭い業者を選ぼう。
約定力が高い海外FX業者を選ぶべし
スプレッドの次に重要なのが、約定力だ。
いくらスプレッドが狭くても約定に1秒かかったり、発注や決済でやたらと滑り(スリッページ)をする業者はスキャルピングトレードでは全く使い物にならないので注意しよう。
【約定力の大切さを示す例】
■スプレッド1.0pipsの業者でマイナススリップが0.5pipsの場合
マイナススリップを加味した取引コストは1.5pips
■スプレッド1.1pipsの業者でマイナススリップが0.1pipsの場合
マイナススリップを加味した取引コストは1.2pips
→結果的に元のスプレッドが広くても、約定力が優秀でマイナススリップが小さいと取引コストが安くなる。
約定力の見分け方としては以下の2通りがある。
どこのデーターセンターにサーバーを置いているか
約定力にチカラを入れているかどうかは、取引サーバーをどこのデータセンターに置いているかが重要となる。
最も信頼できるのが、ニューヨークのEQUINIX社データセンターにサーバー環境を置いていること。
世界の主要銀行やリクイディティプロバイダーも利用するデータセンターだ。このデータセンターにサーバーを置いている業者の約定力は他の業者に比べて群を抜いてスムーズだ。
実際にトレードしてみて感触をつかむ
実際にトレードをしてみるのも手っ取り早く約定スピードを確認できる方法である。
『デモ取引でいいじゃん』と思うかもしれないが、なるべく本番サーバーで取引することをオススメする。
多くの海外FXブローカーではデモ用のサーバーと、本番サーバーは分けているケースがほとんどだ。
デモ口座でサクサク約定しても本番サーバーでは重くて満足のいくスキャができない可能性がある。
スキャルピングが禁止されていない業者を選ぶべし
スキャルピングを禁止している海外FXブローカーも稀に存在する。
スキャルピング禁止業者ではスキャルピングトレードで出た利益分は認められず、原則として出金することができない。
せっかく利益がでたのに出金できないと意味がない。
最悪口座凍結されてしまう危険性もあるので、慎重に選ぼう。
スキャルピング規制業者の見分け方
オススメなのが、次項で解説しているFXの取引方式(DD or NDD)で見分ける方法だ。
NDD業者は100%スキャルピング規制がない。
NDD業者であるということは海外FX業者にとってのアピールポイントなので、公式HPの目立つところに書いてあるケースがほとんど。
すぐにわかると思う。
反対に公式HPをどれだけ探しても取引方式についての記載がない場合、DD業者でスキャルピング規制がある場合が多い。
(DD業者ということはデメリットであるため、取引方式を明記しない傾向にある。)
ちなみに契約書を見ればわかるのだが海外FXブローカーの契約書は英語&めちゃくちゃ長いので、調べるのに時間がかかってしまう。
NDD方式を採用している業者を選ぶべし
FX取引には、DD(ディーリングデスク)方式とNDD(ノーディーリングデスク)方式があるが、ハイレバスキャルピングを行うならNDD方式を採用している海外FX業者を選ぶようにしよう。
両者の違いは以下の通り。
- DD方式・・・FX会社(ディーラー)がトレーダーとインターバンクの間に介入する
- NDD方式・・・FX会社(ディーラー)がトレーダーとインターバンクの間に介入しない
DD方式を採用しているブローカーには、スキャルピングトレードは歓迎されない。
なぜならハイレバ高回転スキャルピングは、ディーラーのカバーが間に合わず業者側が損失を被ってしまう可能性が高いからだ。
(これはEAをつかった自動売買でも同じで、DD業者はプログラムの処理スピードについていけない。)
DD業者でスキャしまくるとあの手この手で負けさせようとしてくる
DD業者を利用していて高速スキャトレードで利益を出しまくると、『不利約定』『故意のレート変更』『故意のシステムダウン』など、あの手この手をつかって顧客を負けさせようとしてくる可能性もある。
最悪の場合、規約違反だと言われ口座凍結させられる危険もなきしもあらずだ。
(実際に口座凍結されてしまった例がある)
また『スキャルピング規制』を行っているブローカーも100%DD業者である。
ハイレバスキャを行うなら、必ずNDD業者を利用するようにしよう。
DD業者とNDD業者の違いについて詳しく知りたい方は以下のリンクを参照してほしい。
(※)提携リクイディティプロバイダー(LP)を公開していればNDDの可能性大
もし公式HPで提携リクイディティプロバイダーを公開している業者があれば、NDD業者確定と言っても良い。
リクイディティプロバイダーは市場の流動性を維持するために、顧客の注文の受け皿となる機関。
業者が取引に介入しないNDDでは提携LPを持つのが必須となる。
この提携LPを堂々とHPに掲載していればNDDである証明となる。
強制ロスカットになる証拠金維持率が低い
ポジションの保有期間が短いスキャルピング取引でも、口座の強制ロスカット水準は気にするようにしよう。
強制ロスカット水準が高い業者を選んでしまうと、ハイレバレッジと取引した時に許容できる逆行の値動きが小さくなる。
利益確定までポジションを持つことができず、ノイズのような微小な値動きで強制決済されてしまうのだ。
今回紹介した海外FX業者の中で、TitanFXとAxioryは低いゆるめのロスカット水準が設定されている。
- TitanFX:証拠金維持率20%以下
- Axiory:強制ロスカット水準20%以下
ロスカット水準の重要性については、下記のページでも詳しく解説しているので参考にしてみてほしい。
追証なしのゼロカットシステムを採用している
本記事で紹介した3つの海外業者も例に漏れず、海外FX業者では平均400倍程度のハイレバレッジトレードができる。
少額でも大きなポジションを取れるため、資金効率は抜群だが、保有ポジションが大きくなるため、有事の際に逆行するとマイナスが想像以上に膨らむ恐れもある。
万が一に備えて、追証なしのゼロカットシステムを採用している業者を選んでおこう。
ゼロカットシステムは口座残高がマイナスになっても、マイナス分をゼロに戻してくれる神のようなサービス。
このサービスがある業者を利用すれば、海外FXで借金を背負うことはない。
本ページで紹介した3業者は当然ゼロカットシステムを採用している。
海外FXでスキャルピングを行う3つのメリット
ここからは、海外FXでスキャルピングを行うメリットを3つ解説していく。
- 価格変動リスクを抑えられる
- エントリー頻度が多い
- 正直ファンダメンタル分析がほぼ必要ない
最大限に効率を高めるためにも、ぜひ参考にしてほしい。
価格変動リスクを抑えられる
スキャルピングはエントリーしてから数分~十数分、早くて数秒で決済するため価格変動リスクを抑えられる。
というよりスイングのような長期保有がそもそも発生しないので、ただ目先の値動きだけにフォーカスすれば良いメリットがある。
エントリー頻度が多い
スキャルピングを行うには数pipsほどの値幅があれば十分なので、1日のうちに何度もエントリーできるチャンスがある。
実際のところスイングトレーダーは数日ノーポジというケースも珍しくはない。
あまり不用意なトレードは危険性を高めるだけだが、きちんと分析を徹底すれば大きな利益が狙えるだろう。
正直ファンダメンタルズ分析がほぼ必要ない
スキャルピングは超短期でトレードが完結するため、テクニカルだけ徹底していればファンダメンタルズ分析は正直ほぼ必要ない。
なぜならファンダメンタルズ分析は相場の長期的なトレンド把握に向いており、短期的な反発ラインなどはテクニカルチャートや描画ツールの方が適しているからだ。
もちろん完全にないがしろにするのはおすすめできないが、少しでも分析の手間を省きたい方には大きなメリットといえる。
海外FXでスキャルピングを行う2つのデメリット
海外FXでスキャルピングを行う際は、メリットだけでなく以下のデメリットも押さえておいた方が良いだろう。
- トレードコストがかかる
- チャートに張り付く必要がある
今後チャレンジを検討している方は、ぜひ参考にしてほしい。
トレードコストがかかる
スキャルピングは短時間のうちに何度もトレードを繰り返す性質上、トレードコストが膨らみやすいデメリットがある。
特に海外FXはスプレッドが広い業者が多く、ECN口座もほとんどの場合数百円程度の取引手数料がかかるだろう。
いくら小さな値幅で利益が狙えるといっても、コスト分をペイできるほどのボラティリティは必要だ。
チャートに張り付く必要がある
スキャルピングはエントリーから決済までチャートに張り付く必要があり、値動きを逃さないよう集中し続けなければならない。
当然1回のトレードにかける時間は短いものの、スキャルピングを始めるならしっかり把握しておくべきデメリットといえる。
海外FXのスキャルピングでよくある質問
ここからは、海外FXのスキャルピングでよくある質問を解説する。
スムーズに始められるように、きちんと確認してほしい。
スキャルピングを避けた方が良いタイミングはある?
スキャルピングは相場が動いている限りエントリーできるが、以下のタイミングは避けた方が良いだろう。
- 経済指標発表前後
- 月曜日の窓開け
- 突発的なイベントの直後
上記はシンプルに価格変動が激しすぎるだけでなく、FX業者が禁止しているケースも多い。
たとえば利幅が取りやすい指標発表前後だけを狙っていると突然口座凍結されるリスクもあるので、極力通常の時間帯にトレードするのがおすすめだ。
スキャルピングにおすすめの通貨ペアは?
スキャルピングするなら程よいボラティリティがあり、値飛びしないような流動性も備えた通貨ペアがおすすめだ。
具体的にはUSD/JPYやEUR/USDなどが当てはまるので、実際にトレードする際はぜひ参考にしてほしい。
なぜDD業者はスキャルピングに向かないの?
DD業者はトレーダーの注文をLP(リクイディティープロバイダー)へ通さない呑み業者である可能性が高い。
すなわちスキャルピングであまりに勝ちすぎるとわざとスリッページを引き起こされるリスクがあり、口座が凍結されることも考えられる。
サーバー負荷を避けるためにスキャルピング自体を禁止しているケースも多いことから、基本的にはNDD業者を使った方が良い。
海外FXで稼ぎたいならハイレバスキャルピングが断然おすすめ
本記事ではスキャルピングにおすすめの海外FX業者やメリット・デメリットを解説した。
海外FXは国内とは比較にならないレバレッジが利用できるため、もし短期で稼ぎたいのならスイングよりもスキャルピングが断然おすすめ。
また、下記のトレーダーはあわせて「おすすめ海外FX業者」も参考にしてみてほしい。
- 安全性も加味して、スキャルピングする海外FX業者を選びたい
- 他のトレーダーからの評判が気になる
スキャルピング含めて、トレードスタイルや目的別でおすすめの海外FX業者を紹介している。