本記事はGEMFOREXでのスキャルピングについて解説した記事となっている。
結論から言うと、GEMFOREXはスキャルピングOK。
禁止取引や利用規約に抵触しない限りは問題なくスキャルピング可能だ。
またロースプレッド口座というスプレッド特化型の口座も用意されている。
ドル円平均0.3pipsと国内業者並みの水準を誇るため、スキャルピングするならかなりオススメできる。
GEMFOREXでスキャルピングを考えている方は、本記事を参考に事前知識をつけてほしい。
海外FX業者選びの参考にしてほしい。
関連記事:海外FXのおすすめ業者ランキング13選!日本人プロトレーダーが使う人気の業者を徹底比較
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目次
GEMFOREXでのスキャルピングは禁止されていない
冒頭でも述べたように、GEMFOREXではスキャルピング取引が認められている。
GEMFOREXでスキャルピングしても、利益取消や出金拒否といった処罰を受けることはない。
ただし“本当の意味で”制限なしではないため注意しよう。
確かに明記されている制限はないものの、暗黙のルールがあり、その範囲内でスキャルピングすることになる。
“サーバー執行能力に影響を与える”レベルのスキャルピングは制限される
“本当に意味で制限なしではない”と伝えたのは、サーバーに負担がかかるレベルでの注文は推奨されていないからだ。
では”サーバーに負担をかける”というのがどのレベルかというと、過去に「5分間で往復10lot以上での連続取引」をしたトレーダーが取引停止処分となった事例があるようだ。
あくまでも目安だが、少なくとも5分間に10lot以上での連続取引はやめておこう。
仮に取引処分対象となると、利益を全額没収される。
ロースプレッド口座はEAを利用したトレードができない
GEMFOREXのスプレッド特化型であるロースプレッド口座は、EAを利用したトレードができない。
当然EAを利用してのスキャルピングもNGとなる。
ロースプレッド口座でスキャルピングする場合は、必ず裁量取引となるので覚えておこう。
オールインワン口座はEA利用でのスキャルピングOK
一方でボーナス特化型の口座であるオールインワン口座はEAが利用できる。
当然EAスキャルピングもOKだ。
ただしEAはロジック(売買戦略)に応じて自動で取引するため、知らないうちにサーバーに負担をかけるレベルで注文してしまう可能性もあるため注意。
GEMFOREXでスキャルピングEAを利用する際は、利用前にロジックの見直しをしておこう。
GEMFOREXでスキャルピングするなら”ロースプレッド口座”がオススメ
GEMFOREXでスキャルピングするなら、ロースプレッド口座をオススメしたい。
項目 | ノースプレッド口座 | オールインワン口座 |
---|---|---|
最大レバレッジ | 1000倍 | 1000倍 |
追証 | なし (ゼロカットシステム) | なし (ゼロカットシステム) |
ロスカット水準 | 証拠金維持率20%以下 | 証拠金維持率20%以下 |
スプレッド (ドル円平均) | 0.30pips | 2.00pips |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
ボーナス | なし | あり (口座開設ボーナス・入金ボーナス等) |
初回最低入金額 | 30万円 | 100円 |
取引プラットフォーム | MT4 | MT4 |
システムトレード・ミラートレード | 非対応 | 対応 |
基本的な口座スペックをまとめてみたが、大きく違うのは以下の4点。
- スプレッド
→ロースプレッド口座が圧倒的に狭い - ボーナス
→オールインワン口座はアリ。ロースプレッド口座はナシ - 初回最低入金額
→ロースプレッド口座は30万円。オールインワン口座は100円 - EA・ミラートレード
→オールインワン口座は可能。ロースプレッド口座は不可
特にスキャルピングするなら注目したいのはスプレッド。
スプレッドを比較すると、ロースプレッド口座とオールインワン口座ではかなり大きな違いがある。
通貨ペア | ノースプレッド口座 | オールインワン口座 |
---|---|---|
USD/JPY | 0.30pips | 1.2pips |
EUR/JPY | 0.50pips | 1.4pips |
GBP/JPY | 1.00pips | 1.9pips |
AUD/JPY | 0.60pips | 1.6pips |
EUR/USD | 0.30pips | 1.2pips |
GBP/USD | 0.80pips | 2.1pips |
AUD/USD | 0.30pips | 1.5pips |
ロースプレッド口座はドル円0.3pips・ユーロドル0.3pipsを筆頭に、国内業者とそん色ないスプレッド水準。
オールインワン口座とは比較にすらならない狭さを誇る。
ボーナスなしでもスキャルピングの狭さを最重要視し、初回最低入金額30万円のハードルを越えられるならロースプレッド口座を利用すべきだ。
またロースプレッド口座はオールインワン口座だけでなく、他業者と比較しても圧倒的に狭いスプレッドを誇る。
通貨ペア | GEMFOREX ロースプレッド口座 | TitanFX ブレード口座 | Axiory ナノスプレッド口座 | XM ZERO口座 |
---|---|---|---|---|
取引手数料 | 無料 | 往復0.7pips/lot | 往復0.6pips/lot | 往復1.0pips/lot |
USD/JPY | 0.3pips | 1.03pips (0.33pips) | 1.00pips (0.40pips) | 1.10pips (0.10pips) |
EUR/JPY | 0.5pips | 1.44pips (0.74pips) | 1.30pips (0.70pips) | 1.60pips (0.60pips) |
GBP/JPY | 1.0pips | 2.15pips (1.45pips) | 2.30pips (1.70pips) | 2.10pips (1.10pips) |
AUD/JPY | 0.6pips | 1.82pips (1.12pips) | 1.50pips (0.90pips) | 2.00pips (1.00pips) |
EUR/USD | 0.3pips | 0.90pips (0.2pips) | 1.00pips (0.60pips) | 1.10pips (0.10pips) |
GBP/USD | 1.3pips | 1.27pips (0.57pips) | 1.50pips (0.90pips) | 1.60pips (0.60pips) |
AUD/USD | 0.3pips | 1.22pips (0.52pips) | 1.20pips (0.60pips) | 1.40pips (0.80pips) |
(※1)ロースプレッド口座は変動スプレッド制のため平均スプレッドを記載。
(※2)TitanFXブレード口座・Axioryナノスプレッド口座・XMZERO口座はECN口座なため、「取引手数料+平均スプレッド」の合計値を記載。平均スプレッドのみの数値に関してはカッコ内に記載している。
ロースプレッド口座はスプレッド以外の手数料がかからないため、MT4に表示されるスプレッドのみで直感的にコスト計算をできるのもポイントだ。
EAを用いた自動売買でスキャルピングしたいならオールインワン口座
上述したがロースプレッド口座ではEAを利用することができない。
そのためEAを利用してスキャルピングしたい場合は、オールインワン口座が選択肢となる。
しかしオールインワン口座はスキャルピングするには、そこまでスプレッド水準が狭くないことに注意。
EAスキャルピングが可能で、オールインワン口座よりもスプレッドが狭い業者は他にもある。
GEMFOREXでスキャルピングして凍結する場合がある?凍結が起こる2パターンを解説
GEMFOREXで口座凍結されてしまうことは、結論としてあり得る。
口座凍結の原因は口座の放置もしくは規約違反によるもの。
口座凍結=強制解約というわけではないため、事前に対処法を知っておけば対策できるものもある。
しかし当然のことだが、対策を知ったからと言ってトレードに関して規約違反になる行為を故意に行うことは絶対に辞めよう。
パターン1:口座を放置した場合
前提として、海外FXでは口座を作ったにも関わらず長期間放っておくと口座凍結されることが往々にしてある。
GEMFOREXの場合は何の取引もない期間が365日続くと口座凍結される。
ただしこの場合の「取引がない」の基準はFXトレードだけでなく、入出金やマイページへのログインも含めてということ。
トレードしていなくともログインさえ定期的に行っていれば、口座凍結されることはない。
しかし全くトレードしていない期間が90日間続くと、口座維持手数料として1,500円を支払う必要があるため注意は必要だ。
【放置による口座凍結解除方法】
長期間放置による口座凍結の場合、GEMFOREXのサポートに連絡すれば万事解決だ。
口座の休眠とみなされた凍結であれば比較的簡単に復旧され、何らかのペナルティが課されることもない。
ただし休眠による口座凍結を解除してもらうと、もらったボーナスはリセットされてしまう。
とにもかくにも口座を作ったのなら放置はせず、定期的に取引をしておくべきと言えるだろう。
パターン2:規約違反をした場合
GEMFOREXは規約違反になる行為として、公式サイトで24の規約を公表している。
数が多いため項目をひとつひとつ確認していては全容を把握しにくいが、GEMFOREXがユーザーに掲げている禁止事項は分類すると以下の5つ。
- 個人情報の詐称禁止
- 口座名義人以外の人の利用禁止
- 事前連絡なしで大きいロット数でのスキャルピング禁止
- 複数口座における両建て禁止
- 相場変動時のみを狙ったトレード禁止
口座開設後にアップロードする本人確認書類を偽ったり、他人の情報や写真を利用するなどして個人情報を詐称することは規約違反になる。
また個人情報詐称に通ずるが、口座名義人ではない人が口座を利用することも当然ながら違反。
一時的にサポートの目をごまかせたとしても、その詐称や規約違反が露呈した瞬間に口座凍結されるのだ。
【規約違反による口座凍結の対処策】
故意に行ったものでない場合は、すぐにGEMFOREXサポートに連絡すること。
ただし故意ではないとは言え規約違反のため、口座凍結が解除されても出金時に何かしらのペナルティが課せられることは覚悟しよう。
悪質な規約違反と判断された場合には、口座凍結の解除はほぼ不可能となる。
口座凍結されないためにも、以下で解説する「禁止取引」の項目についてよく理解してからトレードを楽しもう。
GEMFOREXでスキャルピングするなら気をつけるべき禁止取引
GEMFOREXでスキャルピングする際は、以下で紹介する禁止取引に抵触しないことだけ気を付けてほしい。
- 裁定取引(アービトラージ)
- 相場の急激な変動のみを狙う取引
- ネットワークエラー・接続遅延を利用した取引
- 事前連絡なしでの大ロットの取引
これらの禁止取引に抵触すると、利益没収となってしまう。
裁定取引(アービトラージ)
GEMFOREXではどのような裁定取引も禁止だ。
【複数口座間での両建て】
A口座とB口座という複数の口座を利用した両建て取引は禁止。
相場の変動が大きいタイミングで実行すると、片方の口座はゼロカットで損失を抑えつつ、もう片方の口座で莫大な利益をあげられる。
業者がゼロカットの補填で損をする手法のため、あらゆる業者で禁止されている。
【他業者間での両建て】
GEMFOREXとその他の業者を利用した両建ては禁止。
禁止理由は複数口座間での両建てと同じだ。
【グループ内での両建て・裁定取引】
FX仲間とグループで両建て・裁定取引するのは禁止。(グループAはドル円買い・Bグループはドル円売り)
過去に他業者でとあるグループがこの規約に抵触し、利益をすべて没収されて口座凍結という罰則を科されたことがある。
そもそも裁量取引ってなに?というレベルなら気にしなくてもよいが、念のため頭に入れておこう。
特にEAを利用する場合は、ロジック次第で意図せずに裁定取引になってしまう可能性がある。
事前に必ず裁定取引にならないようロジックを確認しておきたい。
相場の急激な変動のみを狙う取引
相場が急激に変動するタイミングのみを狙った取引は禁止だ。
例えば指標発表時や要人発言、世界的な有事の際だけに絞ってトレードするようなスタイルがNGに当てはまる。
経済指標時、アメリカ雇用統計発表時ならびに政府や中央銀行介入など相場が急激に変動するタイミングのみを狙った悪質とみなす取引。
GEMFOREXのご利用規約第12条17項
GEMFOREXの利用規約にもはっきりと禁止の旨が明記されている。
ただしこれは”相場の急変を狙うのがダメ”というわけではない。
平常時も取引しつつ、相場の急変時にも取引するのはなんら問題はない。
ネットワークエラー・接続遅延を利用した取引
世界的な有事(スイスフランショックやリーマンショック等)の際には相場の急変動が起こり、ネットワークエラーや接続遅延が起こりやすくなる。
トレーダーの注文が殺到し、サーバーへの負荷が大きくなりすぎるためだ。
このようなネットワークエラー・接続遅延により、正しい市場価格が反映されていない相場を意図的に狙って取引するのは禁止されている。
事前連絡なしでの大ロットのトレード
事前連絡なしで大きなロット数のトレードする場合は要注意。
上述した通り、連絡なしで”10lot(100万通貨)以上のトレードを5分以内に実施してしまうと規約違反となってしまう。
当然利益取消になるため、10lot以上のポジションでスキャルピングしたい場合はサポートへ連絡を入れよう。
海外FXでスキャルピング取引をするなら
今回はGEMFOREXのスキャルピング取引について開設してきたが、海外FXでスキャルピングするなら、
- 禁止されていないか、ルールを確認する
- 各海外FX業者で取引条件を比較する
上記2点がかなり重要になってくる。
たとえば上述の通りGEMFOREXでは低スプレッド口座で、EAを用いた短期売買ができない。
オールインワン口座のスプレッドはお世辞にも狭いとはいえないので、他の業者を検討したほうがいいだろう。
以上がGEMFOREXのスキャルピングに関する解説となる。
GEMFOREXでは、
- サーバーに負荷を与えすぎるほどの注文はしない
(目安として5分間で10lot以上の連続取引) - 禁止取引に抵触しない
(裁定取引・相場の急変動のみを狙う取引・ネットワークエラー、接続遅延を利用した取引)
この2つにさえ気を付けていれば、スキャルピングOKだ。
またGEMFOREXでスキャルピングするならロースプレッド口座がオススメ。
ドル円0.3pips・ユーロドル0.3pipsと国内業者並みの水準でスキャルピングできる。
ただし「ボーナスが欲しい」「EAスキャルピングしたい」という方は多少スプレッドに目をつむってでも、オールインワン口座を利用しよう。