海外FXを使って短期間で一気に報酬を積み上げることができるのが「ハイレバレッジ×超短期売買(スキャルピング)」だ。
管理人がメインで行っている手法で、ハマれば1日で10万円を100万円に増やすことも可能である。
今回は管理人が行っているハイレバスキャルピング手法とメリットデメリット、注意点をまとめてみた。
海外FXスキャルピングのおすすめ手法
ここでは管理人がやってるシンプルかつ効果的なスキャルピング手法を紹介する。
ポイントとなるのは、以下の3つ。
- スプが狭く、値動き活発な通貨を狙う
- レンジ相場を狙う
- 損切りと利益確定は機械的に
これだけだ。
1,スプレッドが狭く、値動きが活発な通貨を狙う
まず重要なのが取引する通貨ペアを決めること。
スキャルピングトレードと相性が良い通貨ペアは『スプレッドが狭い通貨ペアであること』『値動きが活発な通貨ペアであること』の2点を満たしていること。
優先するのはスプレッドの狭さだ。
スキャルピングでは、スプレッドが広ければ広いほど単純に不利になる。
たとえ値動きが活発な通貨ペアでもスプレッドが広い通貨ペアは避けよう。
最大でもスプレッドが1.5pips以下の通貨ペアが好ましい。
海外FXでスキャルピングにおすすめの業者を6つの基準で6つ厳選。安全な業者を紹介でおすすめしているTitanFXのブレード口座(ECN)例に出すと以下の通りだ。
TitanFXでスプレッドが狭く値動きが活発な通貨例
- ユーロドル…0.90pips
- ユーロ円…1.44pips
- ドル円…1.03pips
- ポンドドル…1.27pips
- オージードル…1.22pips
- カナダドル…1.25pips
これらの通貨をウォッチしよう。
2,インするのは主にレンジ相場
レンジ相場(別名ボックス相場)とは売りと買いが均衡になる一定の値幅で上下を繰り返している相場のことだ。
レンジ相場は反転するタイミングがわかりやすく、損切りライン利益確定ラインも設定しやすいのが特徴。
レンジ相場は日足・1時間足・30分足・15分足・5分足・1分足、どの足でも発生する。
どの時間足でみてもいいのだが、私の場合は15分足でみることが多い。
時間足が長すぎると、取引チャンスがかなりしぼられてしまうし、反対に1分足のように時間が短すぎるとレンジの信頼性が低いからだ。
(ただし、足の時間が長ければ長いほどレンジ相場の信頼性は高まると言われている。)
レンジ相場の発生確認方法
15分足で見たときは、レンジ幅は10pips~30pipsくらいを目安にしたい。
10pips以下のレンジだと利益を確定したとしてもスプレッドのコストが重すぎるし、30pipsを超えたレンジは発生することがほとんどないからである。
レンジ相場の発生確認方法は『上値、下値が同じラインで上下上下と交互に各2回以上はじき返されているかどうか(ヒゲでもOK)』だ。
上記画像では下上下上とレンジが発生していることがわかる。
(ちなみに、上値下値が交互に5回6回とはじき返されていればいるほど、レンジ相場の信頼性は高まる。)
上記通貨の中でレンジ相場(別名ボックス相場)が発生している通貨ペアがないかを常に確認しよう。
レンジ相場発生確認の補足
交互に上下2回つけてからレンジ相場の発生としたほうが確実だ。
例えば上上下下下上と値をつけた場合は、上に2回、下に1回しか値をつけていないのでレンジ相場の発生とは認めない。
このあとにもう一度下に値をつけて初めてレンジ相場の発生としたほうが、失敗が少なくなる。
3,損切りと利益確定は機械的に
通常レンジ相場では、レンジ幅の値を指値に損切りはレンジ幅の半値に置くことが多い。
例えば上下20pipsのレンジ幅だと以下の具合だ。
- 20pipsプラスで利益確定
- 10pipsマイナスで損切り
しかし管理人の場合は、利益確定と損切りはレンジの半値を取るようにしている。
例えば上下20pipsのレンジ相場の場合以下になる。
- 10pipsプラスで利益確定
- 10pipsマイナスで損切り
実際のチャートでシミュレーション
実際のチャートでシミュレーションしてみよう。
下記はユーロドルのチャートで、約27.5pipsのレンジが発生しているのがおわかりいただけると思う。
下上下上ときて、下値の三回目の抵抗で逆張りエントリー。
レンジ幅の半値の13.75pipsで決済している。
そして、上値に触れた時点でまた逆張りエントリー。
半値で利益確定し、下値を付けたらまた逆張りエントリー…といったカタチでレンジ相場が終わるまで(損切りするまで)このトレードは続く。
なので基本的には最後の1回のエントリーは上図のように必ず負ける。(エントリー⑤)
ちなみに上記チャートの結果は、合計41.25pipsのプラスだ。
- エントリー①…13.75pipsプラス
- エントリー②…13.75pipsプラス
- エントリー③…13.75pipsプラス
- エントリー④…13.75pipsプラス
- エントリー⑤…13.75pipsマイナス
10万円の資金で毎度のエントリーで約25万通貨ポジったとすると、41.25pips×25万通貨=10万3125円のプラスという結果になる。
(スプレッド換算無視、一回目のエントリーはレバレッジ400倍)
半値利益確定の理由
上記画像のエントリーでは結果的には上値の抵抗にも触れているので、レンジ幅いっぱいいっぱいの27.5pipsを指値にすればもっと儲かっていた結果だ。
なぜ私が半値決済を取り入れているかというと、レンジ内で上値も下値もタッチせずもみ合うことが多くてイライラしてしまうからである。
『イライラするからって…』と思うかもしれないが、スキャルピングは気力がすり減るので、なるべく余計なストレスを貯めずに取引することが重要だと思っている。
ちなみに、損切りの基準はレンジ幅の半値がレンジ抜けと判断して設定している。(稀にノイズで狩られることがある)
あとはレンジ相場の発生を待って機械的に取引をしていくだけだ。
利益確定ラインや損切りラインは各自アレンジしてやってみるのが良いだろう。
上手くハマれば、一つのレンジ相場で100pips以上取れるし超ハイレバ取引だと投資金が一日で5~10倍になることもある。
このレンジ相場をつかった手法は、スキャルピング初心者でも取り組みやすくシンプルだ。
他のスキャルピング方法が知りたい方は以下の外部サイトが参考になるだろう。
ただし、以下の記事は全て国内FX前提で書き進められているのでその点だけご留意願う。
三空さんが2年で1億円を目指す米ドル/円のスキャルピング手法とは?(外部リンク)
スキャルピングで勝つ考え方と具体的なトレード手法 まとめ(外部リンク)
ハイレバスキャルピングのメリット
ハイレバスキャルピングを行うメリットを紹介していく。
- ハイレバなので資金効率がめちゃくちゃ良い
- 1日で資産を何倍にも増やせる可能性がある
- 投資金以上の損失が出ない
ハイレバなので資金効率がめちゃくちゃ良い
ハイレバスキャルピングは、「レバレッジ400倍~なので資金効率が格段に良い」のが最大のメリットだ。
海外FXだと、たった数万円の投資金でも一攫千金をつかむチャンスはある。
例えば証拠金5万円の場合、海外FXと国内FXを比べると以下だ。
- 海外FX(レバレッジ500倍)…証拠金5万円で20万通貨ものポジションを持つことができる。
- 国内FX(レバレッジ25倍)…証拠金5万円でわずか1万通貨のポジションしか持つことができない。
このように、同じ投資金でも20倍も持てるポジション量が変わってくる。
特に10pips~20pips程の利ザヤを取りに行く短期売買のスキャルピング手法と、ハイレバレッジの相性は抜群だ。
(50pips~100pipsの利ザヤを取りに行く手法の場合、数百倍ものハイレバレッジだとノイズで狩られる危険性が増し、ロスカットリスクが上がってしまうため不利。)
1日で資産を何倍にも増やせる可能性がある
ハイレバスキャルピングは勝ちが続けば雪だるま式で資産が増える。
取引機会も多いため上手くハマれば5万円ほどの投資金でも1日で10万円~20万円、場合によっては10倍の50万円まで増やすこともそこまで難しくない。
例えば以下は、投資資金5万円・レバレッジ500倍で10pips抜きを5回繰り返したシミュレーションだ。
トレード回数 | 証拠金 レバレッジ | ポジション枚数と抜いたpips | 利益 | 合計利益 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 証拠金50,000円 レバ500倍 | 20枚で10pips抜き | 20,000円 | 利益計20,000円 |
2回目 | 証拠金70,000円 レバ500倍 | 28枚で10pips抜き | 28,000円 | 利益計48,000円 |
3回目 | 証拠金98,000円 レバ500倍 | 39枚で10pips抜き | 39,000円 | 利益計87,000円 |
4回目 | 証拠金137,000円 レバ500倍 | 55枚で10pips抜き | 55,000円 | 利益計142,000円 |
5回目 | 証拠金192,000円 レバ500倍 | 78枚で10pips抜き | 78,000円 | 利益計220,000円 |
理論的には、レバ500倍で10pips連続抜きを5回達成すれば証拠金は5万円から27万円以上に増えることになる。
対して国内FX業者(最大レバレッジ25倍)だと、5万円の投資金ではフルレバで10pips抜き5連勝してもせいぜい1万円~2万円ほどしか勝てない。
このように海外FXのハイレバスキャは数万円の少ない資金でも、数万円~数十万円にチャレンジできる。
※実際は損切りと利益確定を繰り返していくため、上記の表のようにここまでうまくハマることはめったにない。
レバ500倍をキープしながら10pipsを抜き続けるのはハイリスクすぎるのでオススメはしない。
また、話をわかりやすくするためにスプレッドも加味していない。
今回は資金効率の良さを理解していただくために少し極端な例を出していることをご了承いただきたい。
投資金以上の損失が出ない
「世界経済を揺るがす事件が起こって、一瞬で数千pipsが思惑と逆の方向に吹っ飛んだ。ロスカットが間に合わずに口座残高がマイナス500万円になっている」
国内FX業者の場合、このような状況になったとき口座残高マイナス分(500万円)は借金となりFX業者に支払わなければならない。
しかし、海外FX業者では投資金以上の借金を背負う心配はない。
追証なしのゼロカットシステムを採用しているためだ。
ハイレバスキャルピング中にマイナス方向にチャートの値がぶっ飛んでも投資金以上の損失はないのでリスクが限定されている。
ハイレバスキャルピングのデメリット
次にハイレバスキャルピングのデメリットを紹介する。
- スプレッド・取引手数料がかさむ
- リスクが高い
- メンタルがすり減る・熱くなりやすい
スプレッド・取引手数料がかさむ
取引機会が多いためその分スプレッドや取引手数料がかさむのが一番のデメリットだ。
海外FX業者は国内FX業者よりもスプレッドは広い。
なのでハイレバで1pips~3pips抜きのスキャルピングは正直やりづらい。
(というよりやめておいたほうが良い)
利幅は少なくとも5pips以上を目安にしよう。
リスクが高い
追証なしのゼロカットシステムを採用しているからといって、連敗すると一瞬で投資金はなくなるリスクはある。
連勝を続けていてもレバレッジを下げずに取引を続けていたら、数回の負けで今までの勝ち分が吹き飛ぶ可能性もあるので、レバレッジコントロールは意識したい。
特に超ハイレバ取引の場合前半戦が非常に大切で1回目、2回目でしっかり勝って利益を出さなければ、入金→ゼロ、入金→ゼロ、入金→ゼロ…を繰り返すこともある。
メンタルがすり減る・熱くなりやすい
スキャルピングは細かな値動きを追い続けるため体力や集中力の消耗が激しい。
休憩をとらずに長時間ぶっぱなしでトレードをしているとフラフラすることもしばしばだ。
また、ハイレバスキャルピングは証拠金に対して大きな金額が激しく動くので、負けが続くと熱くなりがちだ。
一旦熱くなってしまうと、トレードルールを破ってしまったり損切りをするべきタイミングでロスカットができなかったり、ナンピンしてしまったりする。
強いメンタルを保つことが必要だ。
ハイレバスキャルピングの注意点
最後にハイレバスキャルピングトレードの注意点で締めたいと思う。
- 海外FX業者選びは慎重に
- 熱くなるな
- 機械的にトレードを行う、損切りは絶対、ナンピンはするな
- ポジポジ病になるな
- 経済指標・要人発言には注意せよ
- インターネット回線は超高速で
海外FX業者選びは慎重に
まずは、スキャルピングに使う海外FX業者選びを間違えないようにしよう。
業者選びで最も重要なポイントは『約定スピードが早い』『スプレッドが狭い』の二点だ。
特にスプレッドに関しては業者間によって1pips~1.5pipsほどの違いがでるため慎重に選びたい。
もしあなたが、まだどの海外FXブローカーで取引するか決めていない場合は以下の記事を参考にしてみてほしい。
熱くなるな
メンタル面で重要なのが【熱くならない】こと。
元々国内FXのレバ25倍に慣れていて、はじめて海外FXのハイレバスキャ取引を行うと多くの人が熱くなりやすい。
投資資金の増減のレベルが全く違うからだ。
例えば10万円の資金でも、レバレッジを数百倍でエントリーすると、万単位で口座の資金が変わる。
『さっきまで+3万円だったのに一瞬でマイナスに転落してしまった』なんてことはザラに起こる。
ハイレバ取引の一番の敵は『自分の心』である。
トレード中は何が起きても必ず冷静でいることを心がけたい。
その日に追加入金はするな
一番の負けパターンが口座残高がゼロになり、熱くなって即時追加入金してしまうこと。
このときの心理状態は最悪だ。
元々は儲けるため勝つためにやっていたのに、気づけば投資金を取り返すことが目標に変わっているパターン。
(パチンコなどのギャンブルをやったことがある方ならわかると思う)
非常に興奮している状態なので、通常の心理状態では考えられないほど大胆なレバレッジをかけて、よくわからないポジションをとり、一瞬でまたゼロになるというケースが多い。
口座残高がゼロになったからといって、その日の内の追加入金は絶対にNG。
一度頭を冷やして冷静になってからトレードを再開しよう。
機械的にトレードを行う、損切りは絶対、ナンピンはするな
自分が決めたルールには必ず従うようにしよう。
『目標の指値には到達してないけど、利益が出ているからもう決済しちゃおう!』
『損切りラインに達したけど、もう少し様子見したら元に戻るかも…』
など自分の定めたルールを平気で破る人は、トータルでは絶対に負ける。
また、マイナス残高がみるみる膨らんでいく恐怖心から一刻も早く取り返したい!とナンピンを繰り返して結果ロスカットというパターンも非常に多い。(私も勝てなかった頃は、このケースが多かった…)
鉄の心を持って、自分の決めたルールを冷静かつ機械的にトレードするようにしよう。
ポジポジ病になるな
チャート画面を見ていると自分の感情のままついついポジションを取りたくなって注文してしまうのがポジポジ病。
特に何度も何度も負けているときに発症しやすい。
『また負けた…ちくしょう、取り返してやる!』と感情的になりやすいのだ。
ハイレバ取引の場合、ついつい取ってしまったポジションが1時間後には取返しのつかないことになることも多いにある。
チャート画面を見てウズウズしても自分が根拠を持てるポジションだけを取るように心がけたい。
自分の勝ちチャートパターンが来るまではグッとこらえよう。
経済指標・要人発言には注意せよ
スキャルピングに集中しているとついつい忘れがちになるのが、経済指標や要人発言だ。
これら世界経済に影響するようなイベントが起こると、短期チャートで発生していたトレンドなどは一切無視の相場になることが多い。
いきなり50pips~100pipsチャートがぶっ飛ぶこともある。
このような為替に影響を与えるイベントは逐一チェックし、ポジションを取らず静観するようにしよう。
余談
このようなイベント時は細かい値動きがかなり激しいため、絶好のスキャルピング相場だ!というトレーダーの知り合いもいる。
一度マネをして参戦したことがあるのだが、管理人はボコボコにやられた。
インターネット回線は超高速で
スキャルピングをやるなら、できる限り早い回線接続ができる環境を用意しておこう。
ポケットWi-Fi接続や、4G接続など不安定な接続はNG。
光回線接続なら大抵大丈夫だが、最低限上り1メガ・下り0.7メガの回線スペックはほしい。
まとめ
海外FX口座をつかったハイレバスキャルピングは、非常に夢のある手法だ。
わずか数万円の資金でも、短期間でここまで稼げる可能性がある投資は海外FX以外にないだろう。
せっかく海外FX口座を開設したなら、ハイレバレッジのメリットを存分に享受できるこの手法を一度は試していただきたい。