「XMでは証拠金維持率20%以下で強制ロスカットが執行される」
XMの公式HPをはじめ、どの海外FX情報サイトにも記載されてるフレーズだが、
- そもそも証拠金維持率の計算方法がわからない
- 具体的に強制ロスカットになるまで、どのくらいの値動きに耐えられるかわからない
という人は多いだろう。
そこで今回はXMのロスカットや証拠金維持率について、海外FX歴10年を超える管理人がどこよりもわかりやすく、かつ実用的に解説している。
暗記する必要はないので、このページをいつでも開けるようにブックマーク保存して時々で活用していただけば幸いだ。
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当記事ではXMのロスカットルールをまとめている。
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目次
FX取引における証拠金維持率やロスカットルールについておさらい
強制ロスカットまでの許容可能な損失・値動きを計算するためには、証拠金維持率やロスカットルールに関する知識が必要不可欠。
すでに存じている人もいるかもしれないが、復習だと思ってザッと目を通してほしい。
証拠金維持率の計算・確認方法
証拠金維持率は「口座の資産状況」を表す指標。
証拠金維持率が高いほど、その口座が安全な状態だといえる。
具体的な計算方法は以下の通り。
分子は「残高」ではなく「有効証拠金」になるので、間違いないように覚えておこう。
「有効証拠金」「必要証拠金」という言葉の意味が怪しい人は、下記をタップ・クリックして説明を読んでみてほしい。
余談だがXMには入金ボーナスがあるので、同じ取引資金でもボーナスなし業者より有効証拠金が増える。
有効証拠金が増えるので、証拠金維持率も高くなるというメリットがある。
XMはMT4(MT5)で有効証拠金・必要証拠金・証拠金維持率を確認できる
XMはMT4で証拠金維持率や計算に必要な数字を全て確認できる。
- 残高:入金額±決済済みの損益+クレジット(ボーナス)
- 有効証拠金:残高±評価損益
- 証拠金:現在のポジションに対する必要証拠金
- 余剰証拠金:必要証拠金-有効証拠金のこと
(今のポジションを決済しなくても追加のポジションに利用できる最大の証拠金)
上記の場合「有効証拠金(98,860円)÷必要証拠金(11,470.4円)×100」で約861.87%になっていることが確認できる。
(小数点第3位以下は切り捨てで表示)
ロスカットルールとは
ロスカットとはFX業者が有無を言わせず執行する強制的な損切りのこと。
各FX業者は「証拠金維持率が◯%以下になったら」といった具合で、証拠金維持率を基準にロスカットのルール定めている。
XMのロスカットレベル「証拠金維持率20%以下」は優秀
ロスカットレベル(=強制ロスカットになる証拠金維持率)が低いほど、粘り強くポジションを保持できる。
損失が確定しずらいので「ロスカットレベルが低い=負けにくい海外FX業者」だ。
(FX取引は、いくら含み損が発生しても決済が完了するまでは損失が確定しない)
その点XMが誇る「ロスカットレベル20%」は海外FX業者の中でも優秀な部類に入る。
海外FX業者のロスカットレベル一覧
業者名 | ロスカット水準 |
---|---|
証拠金維持率20%以下 | |
証拠金維持率20%以下 | |
証拠金維持率20%以下 | |
証拠金維持率20%以下 | |
証拠金維持率100%以下 | |
証拠金維持率100%以下 |
XMで強制ロスカットまでの許容損失・値動きを算出する4STEP
ここでは「最大レバレッジ1000倍で口座残高10万円。ドル円130円のタイミングで10万通貨(1lot)のロングポジションでエントリーした場合」を例に、ロスカットまでの許容損失(pips)を算出する方法を解説していく。
- 口座レバレッジを確認し、必要証拠金を計算する
- 証拠金維持率が20%になる有効証拠金を計算する
- 強制ロスカットまでに許容できる含み損(円)を計算する
- 含み損(円)をpipsに換算する
ややこしい小数点以下は全て切り捨てで計算している。
①口座レバレッジを確認し、必要証拠金を計算する
上述したが、必要証拠金の計算式は以下の通り。
条件数値を当てはめると「注文時の価格(130円)×エントリー枚数(10万ドル)÷口座のレバレッジサイズ(1000倍)」で必要証拠金は113,000円だ。
レバレッジは、口座開設後もマイページから変更することができる。
XMは公式HPに必要証拠金の計算ツールがある
自身で計算するのが面倒な人は、XMの公式HPに設置されている証拠金計算機を利用してみよう。
各項目を入力して埋めれば、現行レートでの必要証拠金を自動で計算してくれる。
マイクロ口座を利用する方だけは1lotの大きさが異なるので注意。
- マイクロ口座
→1lot=1000通貨 - スタンダード口座・ZERO口座
→1lot=10万通貨
になるので、口座タイプの選択を間違うと正しい必要証拠金が算出されない。
②証拠金維持率が20%になるタイミングの有効証拠金を計算する
証拠金維持率の計算方法は以下の通り。
この式をいじると有効証拠金は以下の式で計算できる。
XMのロスカットレベルは証拠金維持率20%なので、全ての数値を当てはめると「証拠金維持率(20%)÷100×必要証拠金(113,000円)」で求める有効証拠金は2,600円だ。
③強制ロスカットまで許容できる含み損(円)を計算する
許容できる含み損は「口座残高-強制ロスカット時の有効証拠金」で計算できる。
したがって求める含み損は「10万円-2,6000円」で97,400円だ。
④含み損(円)をpipsに換算する
最後に③で求めた金額をpipsに換算する。
今回の例では、ドル円の10万通貨エントリーなので、1pipsの価値は1,000円。
「97,400円÷1,000円=97」となるので、許容pipsは約97pipsだ。
ドル円130円時のロングエントリーなので、129.03円に値下がりするまでポジションを保持できる。
【補足】1pipsの計算方法
1pipsの価値は、以下の計算式で算出できる。クロス円とクロス円以外では計算式が異なるので、ご注意頂きたい。
1pipsの価値=エントリー枚数(通貨数)×0.01
1pipsの価値=エントリー枚数(通貨数)×0.0001×現行の為替レート
今回の例ではエントリー枚数が10万通貨、ドル円(円絡み)なので「10万×0.01=1,000」となり、1pipsの価値は1,000円だとわかる。
pipsについては下記のページで概念から計算方法まで詳しく解説しているので参考にしてほしい。
レバレッジ1000倍における強制ロスカットまでの許容損失一覧【口座残高別】
- 口座残高3万円の場合
- 口座残高5万円の場合
- 口座残高10万円の場合
- 口座残高50万円の場合
- 口座残高100万円の場合
上記5パターンにおいて、XMの最大1000倍のレバレッジ設定で取引した場合の許容損失を一覧でまとめておく。
1,000通貨から10倍刻みの取引lot数でそれぞれまとめているので、エントリーする際の参考にしていただければ幸いだ。
※前提としてドル円130円のときにエントリーした場合で計算。エントリー時に差し引かれるスプレッド分は許容損失に加味していない。
XMのレバレッジ設定は1,000倍がおすすめ
余談だが、管理人はXMのレバレッジ設定1,000倍を推奨している。
- トレーダーの裁量で自由に実効レバレッジを決められる
- 同じ取引量なら、エントリー時の証拠金維持率が高くなる(→ロスカットされにくい)
というのが大きな理由だ。
詳しくは下記のページで解説しているので、気になった方は目を通してみてほしい。
口座残高3万円の場合
エントリー枚数 | 許容pips | 許容値動き (円換算) | 許容できる含み損 |
---|---|---|---|
1000通貨 (必要証拠金約113円) | 約2993.1pips | 約29.9円 | 約29,931円 |
1万通貨 (必要証拠金約1,126円) | 約293.32pips | 約2.93円 | 約29,332円 |
10万通貨 (必要証拠金約11,260円) | 約28.648pips | 約0.28円 | 約28.648円 |
100万通貨 (必要証拠金約112,600円) | ー (エントリー不可) | ー (エントリー不可) | ー (エントリー不可) |
口座残高5万円の場合
エントリー枚数 | 許容pips | 許容値動き (円換算) | 許容できる含み損 |
---|---|---|---|
1000通貨 (必要証拠金約113円) | 約4997.7pips | 約49.9円 | 約49,977円 |
1万通貨 (必要証拠金約1,126円) | 約497.74pips | 約4.97円 | 約49,774円 |
10万通貨 (必要証拠金約11,260円) | 約47.748pips | 約0.47円 | 約47,748円 |
100万通貨 (必要証拠金約112,600円) | ー (エントリー不可) | ー (エントリー不可) | ー (エントリー不可) |
口座残高10万円の場合
エントリー枚数 | 許容pips | 許容値動き (円換算) | 許容できる含み損 |
---|---|---|---|
1000通貨 (必要証拠金約113円) | 約9997.7pips | 約99.9円 | 約99,977円 |
1万通貨 (必要証拠金約1,126円) | 約997.74pips | 約9.97円 | 約99,774円 |
10万通貨 (必要証拠金約11,260円) | 約97.748pips | 約0.97円 | 約97,748円 |
100万通貨 (必要証拠金約112,600円) | ー (エントリー不可) | ー (エントリー不可) | ー (エントリー不可) |
口座残高50万円の場合
エントリー枚数 | 許容pips | 許容値動き (円換算) | 許容できる含み損 |
---|---|---|---|
1000通貨 (必要証拠金約113円) | 約49,997.7pips | 約499円 | 約499,977円 |
1万通貨 (必要証拠金約1,126円) | 約4,997.74pips | 約49.9円 | 約499,774円 |
10万通貨 (必要証拠金約11,260円) | 約497.748pips | 約4.97円 | 約497,748円 |
100万通貨 (必要証拠金約112,600円) | 約47.748pips | 約0.47円 | 約477,480円 |
口座残高100万円の場合
エントリー枚数 | 許容pips | 許容値動き (円換算) | 許容できる含み損 |
---|---|---|---|
1000通貨 (必要証拠金約113円) | 約99,997.7pips | 約999円 | 約999,977円 |
1万通貨 (必要証拠金約1,126円) | 約9,997.74pips | 約99.9円 | 約999,774円 |
10万通貨 (必要証拠金約11,260円) | 約997.748pips | 約9.97円 | 約997,748円 |
100万通貨 (必要証拠金約112,600円) | 約97.748pips | 0.97円 | 約977,480円 |
当然だがエントリー枚数が増えるにつれて強制ロスカットまで耐えられる値動きは小さくなる。
ノイズのような値動きで狩られたら元も子もないので、上記を参考に慎重にエントリー枚数を決定するようにしよう。
XMで強制ロスカットを回避してポジションを保持する方法・コツ
上述したように強制ロスカットが意味するのはFX取引における損失確定。
不用意なロスカットをくらわないために、証拠金維持率を上手くコントロールする方法やコツを最後に紹介しておく。
エントリー時安全な証拠金維持率は300%が目安
あくまで管理人個人の見解に過ぎないが、エントリー時の証拠金維持率が300%以上あれば、まあ安全圏だ。
経験上証拠金維持率300%から、急激にノイズにかられてポジションを失ったことはほとんどない。
強制ロスカットが心配なら、証拠金維持率300%以上でエントリーできるように取引量を調整するようにしよう。
証拠金維持率300%ということは、必要証拠金に対して3倍の有効証拠金がある状態。
レバレッジ1000倍の口座なら、実効レバレッジは333倍程度の運用になる。
※実効レバレッジ:口座残高に対して、どれくらいの大きさのポジションを持っているか。
例えば残高1万円に対して、300万円分のポジションを持っている場合は実効レバレッジ300万円になる。
新規でポジションを建てる際には意識してほしい。
証拠金維持率が100%を切ったら追加で残高を増やす
残高が増えれば有効証拠金が増えるので、証拠金維持率を回復させることができる。
XMで残高に反映されるのは入金額とボーナス(クレジットの2つ)だ。
残高を増やす方法①追加入金
おさらいしておくと、XMの入金方法は以下の4つ。
入金方法 | 入金手数料 | 口座反映までの時間 | 最低入金額 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
国内銀行送金 | ※無料 | 30分~1時間 (銀行営業時間内) | 10,000円 | ★★★★★ |
クレジットカード デビットカード入金 | 無料 | 即時 | 500円 ※JCBブランドのみ1万円以上 | ★★★★☆ |
bitwallet入金 | 無料 | 即時 | 500円 | ★★★★☆ |
STICPAY入金 | 無料 | 即時 | 500円 | ★★☆☆☆ |
BXONE入金 | 無料 | 即時 | 500円 | ★★★☆☆ |
ApplePay入金 | 無料 | 即時 | 500円 | ★★★☆☆ |
スピード面は申し分ないが、万が一処理の関係で入金できない場合も加味すると国内銀行送金もしくはbitwalletでの入金がおすすめだ。
(クレカはカード会社の処理も関係で、スムーズに入金できない場合がある)
証拠金維持率100%を下回ったら一刻を争う事態なので、スムーズかつ確実に入金できる方法を選ぼう。
残高を増やす方法②XMポイントをボーナスに換金
XMには「XMロイヤルティプログラム」というポイント制度がある。
ポイントは取引用のボーナスに換金可能なので、換金すれば口座の有効証拠金をかさ増しできる。
ただ換金率は「ボーナス額=XMポイント÷3ドル」なので、潤沢にポイントが貯まっている人だけが講じられる策だ。
追加投資すれば強制ロスカットを間延びさせられるが、だからといってズルズル行き過ぎるのはNG。
自身であらかじめ撤退ラインを敷いて、ラインに達したら潔く損切りしよう。
FX取引において、損切りが上手くできない人には勝ち目がない。
両建てする
一時的に強制ロスカットを防ぐのであれば、両建てするという手もある。
XMでは同じ枚数のポジションで両建てをすると、必要証拠金が相殺されて0になるというメリットがある。
これを利用して証拠金ゼロで評価損益を固定できる。
強制ロスカットを避けることが可能だ。
XMのロスカットまとめ
以上がXMでエントリー時の許容損失を計算するために欠かせない証拠金維持率、ロスカットルールの全てだ。
完全に暗記するのは難しいと思うので、この記事を参考にしながら取引戦略をたててみてほしい。