Land Prime(ランドプライム)は、2023年11月にLAND-FXがリニューアルして誕生した海外FX業者だ。
ブローカー業務を世界中で展開しており、ニュージーランド、イギリスなど世界各地に拠点を構えるグローバル企業。
0.0035秒以内の高約定・FXだけでも60種類以上、加えて貴金属・オイル・ガス・株価指数CFDなど豊富な通貨ペアを提供しており、Land Primeを利用する日本人トレーダーも増えてきている。
NDZライセンスに加え、セントビンセント金融サービス機構(FSA)も取得している。
Land Primeでもし新規で口座開設するなら、最大レバレッジ2,000倍のPro口座の開設をおすすめする。
当ページでは、管理人が感じたLand Primeの良い評判、悪い評判を紹介していく。
他の業者の評判も知った上でLand Primeの利用を決めたいトレーダーには以下の記事もぜひ合わせて読んでもらいたい。
関連記事:海外FX業者おすすめ比較ランキング!日本人トレーダーに人気の13社を徹底解説
【良い評判】Land Primeの8つのメリット
Land Primeの良い評判から分かる8つのメリットを紹介する。
- 海外FX業界でも最高水準のスプレッド
- 最大レバレッジ2,000倍&追証なし(ゼロカットシステム)
- FX通貨ペア数が67種類と豊富。
- 約定力が秀逸。ほとんど滑らない
- マイページが使いやすく入出金がスムーズ
- 日本語サポートが手厚い
- 最低入金額が5ドル・最小取引単位が1,000通貨でとっつきやすい
- 取引プラットフォームはMT4かMT5を選べる
海外FX業界でも最高水準のスプレッド
Land Primeのスプレッド水準は業界でもNo1,2を争うレベルだ。
Land Primeの平均スプレッドを外為オンラインと比較
通貨ペア | 平均スプレッド | 平均スプレッド |
---|---|---|
ドル円 | 0.80pips | 1.00pips |
ユーロ円 | 1.50pips | 2.00pips |
ユーロドル | 0.80pips | 1.00pips |
オージー円 | 1.60pips | 3.00pips |
オージードル | 0.90pips | 2.00pips |
ポンド円 | 1.80pips | 3.00pips |
ポンドドル | 1.20pips | 1.00pips |
カナダ円 | 2.30pips | 5.00pips |
カナダドル | 2.50pips | 6.00pips |
念のため補足しておくと、Land Primeのスプレッドは、スプレッド特化型のECN口座ではなく、Pro口座のスプレッドだ。
大島優子のCMで有名な国内FX業者の外為オンラインとスプレッドを比較してみた。
国内FX業者に見劣りしないスプレッド水準であることがお分かりいただけるだろう。
海外FX業者多しと言えど、Pro口座のスプレッドで国内FX業者とガチで対抗できる業者は極めて稀だ。
Land Primeのスプレッドの優秀さがよく分かる。
最大レバレッジ2,000倍&追証なし(ゼロカットシステム採用)
Land Primeの最大レバレッジは2,000倍。
国内FXの最大レバレッジ25倍と比較するとかなりのハイレバレッジだ。
Land Primeの2,000倍レバレッジは、口座残高4,999ドル以下という条件は付くが、少額資金しか用意できない方にとって、これほど魅力的なことはないだろう。
国内FXの80分の1の証拠金さえあれば同等のポジションを持てることになる。
【ドル円140円で10,000通貨ポジション保有する場合】
- Land Prime(レバレッジ2000倍):必要証拠金は700円
- 国内FX(レバレッジ25倍):必要証拠金は56,000円
国内FXよりもはるかに資金効率よくトレードできる。
またLand Primeは追証なしのゼロカットシステムを採用。
Land Primeで取引している限り、口座がマイナス残高になってしまっても追証請求されることはない。
仮にマイナスが100万円だろうが1,000万円だろうが、すべてゼロ(0円)に戻してくれる。
最大損失は口座残高までとリスクが限定されているので、アクティブなハイレバトレードが可能だ。
Land Primeのゼロカットは”自動処理”ではないため申請が必要
LNDFXのゼロカットは、口座残高がマイナスになった時点で自動的に執行されるわけではない。
トレーダーがサポートへ連絡後、Land Prime側で審査が行われた後にマイナス残高がリセットされる。
つまりサポートへ連絡しないままだと、ずっとマイナス残高のままになってしまうわけだ。
(マイナス残高の状態で追加入金してしまうと、マイナス分と入金分が相殺されてしまうので注意)
もし残高がマイナスになってしまったら、すぐにサポートへ連絡しよう。
なお審査があることに不安を覚える方もいるだろうが、審査落ちしてLand Primeで追証が発生したという方の報告はいまだかつて見たことがないので過剰な心配は不要だ。
FXの通貨ペア数が60種類以上と豊富。
Land Primeはとにかく通貨ペアの種類が豊富だ。
メジャー通貨はもちろんのこと、スウェーデンクローナ、チェココルナなど国内FX業者ではなかなかお目にかかれないマニアックなマイナー通貨まで数多く取り揃えている。
CFDも各種揃えており、金・銀、オイル(ブレント、原油)をはじめ日経225やGerman30、CAC40、Wall Street30などのインデックス株取引も小ロットからハイレバレッジで取引可能だ。
MT4に対応しているため、これらの豊富なFX通貨ペアや各種CFDも全て1つのプラットフォーム上で売買することができる。
もちろんスマホでの取引も可能だ。
約定力が秀逸。ほとんど滑らない
Land Primeはデータセンター周りにかなりの額を投資しており、Equinix、PrimeXm、RousTechと提携している。
これがLand Primeの約定力を強固なものにしている理由である。
他のブローカーに比べてもサクサク約定し、ストレスを感じることはほとんどないだろう。
また、注文が滑ることはほとんどない。(これは後述するDD方式を採用している利点といえる。)
マイページが使いやすく入出金がスムーズ
Land Primeのマイページは完全日本語対応しており、かなり使いやすい。なので英語がまったくできなくても問題ない。
入出金スピードも優秀だ。
入金に関しては即時〜30分程度で口座に反映される。
出金に関しては出金依頼日から1営業日以内に手続きを行ってくれるため、2-3営業日中には指定の口座に着金している。
日本語サポートが手厚い
Land Primeは日本語サポートが手厚い。
上述したように公式HPは完全日本語対応済み。
問い合わせ方法は「ライブチャット・メール」の2種類。
中でもオススメはライブチャットだ。
リアルタイムで質問でき、すぐに回答をもらえるので、早く回答が欲しい方にはライブチャットが向いているだろう。
メールでの対応時間は日本時間の平日10時~18時、ライブチャットでの対応時間は、日本時間の平日11時~17時となっている。
メールもライブチャットも、日本語対応しているのでご安心頂きたい。日本語で質問すれば、日本語で丁寧な回答が返ってくる。
何かわからないことがあれば、日本語でメール・ライブチャットで聞けるのは、英語ができないトレーダーには嬉しいポイントだろう。
最低入金額が5ドル・最小取引単位が1,000通貨でとっつきやすい
Land Primeの初回最低入金額は以下の通り。
- STICPAY入金の最低入金額5ドル~
- クレジットカード入金が最低入金額10,000円~
- 国内銀行送金(みずほ銀行経由)が最低入金額50,000円~
STICPAY入金なら最低入金額が5ドル(約700円)、クレジットカード入金なら1万円あれば始められるのは、わりとハードルが低いと言える。
ただし、銀行送金の最低入金額が50,000円となっているので、ここは今後改善を期待したいところだ。
【Land Primeの入金情報】
入金方法 | 入金手数料 | 最低入金額 | 入金反映時間 |
---|---|---|---|
クレジットカード (VISA) | 無料 | 10,000円 (100$) | 1時間以内 |
国内銀行送金 | 無料 | 50,000円 (500$) | 1~2営業日 |
STICPAY | 無料 | 500円 (5$) | 即時 |
ビットコイン | 無料 | 50,000円 (500$) | 1時間以内 |
海外銀行送金 | 無料 | 50,000円 (500$) | 1~2営業日 |
※Land Primeの入金手数料は「1回の入金額が最低入金額以上」かつ「既定の取引量を満たす(1万円の入金につき2lot)」ことにより無料。
条件を満たすと入金手数料が返還される。
また最小取引単位は1,000通貨(0.01lot)から。
これはレバレッジ2,000倍(ドル円140円の場合)であれば、70円でポジション保有できる枚数だ。
少額・小ロットから運用したいトレーダーにとってとっつきやすい設定となっている。
取引プラットフォームはMT4かMT5を選べる
Land PrimeはMT4のみならず、最新のMT5プラットフォームにも対応している。
MT4とMT5の違いは以下の通り。
項目 | ||
---|---|---|
動作スピード | 普通 | 早い |
時間足 | 9種類 | 21種類 |
気配値、ナビゲーターウィンドウ | 並 | わかりやすく 使いやすい |
両建て | 可能 | 可能 2016年5月から 可能に |
ワンクリック注文 | 可能 | 可能 |
ストラテジーテスター | 可能 | 可能 2016年5月から 可能に |
カスタムインディケーターの種類 | 豊富 | 豊富 |
EAの種類 | かなり豊富 | 徐々に増えつつある |
対応海外FX業者 | ほぼ全て(FXGTを除く) | 大手業者を中心に増加中 |
動作スピードなど、性能はMT5の方が優秀なので手動の裁量取引がメインのトレーダーはMT5を選択しよう。
ただMT4とMT5はカスタムインジケーターやEAの互換性がない。
(たとえばMT4対応のEAをそのままMT5に流用することはできない)
今使っているMT4のEAやカスタムインジケーターをそのまま利用したい人はMT4を選択すれば問題ない。
どちらにせよ、トレーダーが選べるプラットフォームの種類が豊富なことはLand Primeの強みだといえる。
ちなみに、以前はMT4のみ対応という業者が多かったが、徐々にMT5も使える業者が増加しつつある。逆に、FXGTのように、MT5しか対応していない業者もあるので、その点では、MT4・MT5いずれも選択可能なLand Primeは、取引プラットフォームの選択肢が広く良心的と言えるだろう。
【悪い評判】Land Primeの5つのデメリット
ここまではLand Primeの評判をもとにメリットを解説してきたが、デメリットも存在する。
- DD方式(OTC取引)を採用している
- 取引禁止事項は他社と同レベル
- 日本向け法人は無登録で運営されている
- ECN口座のスペックが若干低い
- 出金手数料がかかる
DD方式(OTC取引)を採用している
Land Primeは国内FX業者と同様、DD(ディーリングデスク)方式を採用している。
(※ここからは少し小難しい話になるが、良く分からないと言う人はLand Primeは取引の透明性が他社海外FXブローカーよりも低い。と認識していただければOKだ。)
DD方式とは、間にFX会社のブローカーが入るシステムで顧客の注文をカバー先にそのまま注文するかどうするかをブローカー側で判断する。
FX会社のディーラーが顧客の注文を通すか通さないかはブラックボックスになっており、顧客はわからない。
顧客の注文をカバー先に通さなかった場合は顧客とブローカーの利益が相反する取引方法だ。
間にディーラーを通さないNDD(ノーディーリングデスク)方式よりも透明性は低いといえる。
Land Primeでは不利約定やストップ狩りなどの噂は聞かない
DD業者と顧客の利益が相反する場合があるのは先述のとおりだ。
そのことから、DD業者は
- 不利約定
- ストップ狩り
- レートずらし
などの不正行為をして、顧客を負けさせるという方法をとっていたという実態が過去にはあった。
しかし、ことLand Primeに関してはそういった報告はされていない。
DD業者でもかなりまっとうに運営している部類に入ると思う。
DD方式のメリットは滑らないこと
NDD方式では顧客の注文を直接インターバンクにぶつけるので、値動きが激しくトレーダーが発注したレートと注文先のレートが乖離している滑ることが多々ある。(もちろん有利に滑ることもある)
しかし、DD方式の場合、いかなるレートでも一旦FXブローカーが注文を受けてくれるので、注文が滑ることはない。
これはDD方式のメリットの一つといえるだろう。
取引禁止事項は他社と同レベル
Land Primeでは
- ボーナスの悪用(他口座・他業者間での両建て取引)
- アービトラージ(裁定)取引
- 接続遅延・レートエラーを利用したトレード
これらを全て禁止している。通常に取引する分には、とくに気にすることはない。他の海外FXでも同様の禁止事項が設定されている。
しかし、上記の行為をして不正に利益を得た場合は出金拒否になる場合もあるので注意が必要だ。
以下で禁止事項を詳しく説明している。気になった方はチェックしてほしい。
日本向け法人は無登録で運営されている
LAND Prime Ltd.はライセンスを所持していない無登録法人の可能性が高い。
以前はFSPR(ニュージーランド)ライセンスを所持していたが、2017年4月22日に登録が抹消されており、それ以降再取得した様子もない。
ただし、流石にライセンス未所持だからといって、LAND Prime Ltd.が日本人トレーダーに悪質な出金拒否や詐欺行為をはたらくとは考えづらい。
そんなことをしてしまえば、Land Primeグループ全体の評価が下がってしまう。
親会社であるLand Prime UK Ltd.は厳格な英国FCAライセンス(番号:709866)を取得していることを考えても、過剰に心配する必要はないだろう。
約800万円までの資金補償が適用される可能性がある
上述した通り、Land Primeの親会社であるLand Prime UK Ltd.は、英国FCAライセンスを取得している。
そのため世界トップクラスの投資家保護サービス「英国金融サービス補償機構(FSCS)」に加入している。
万が一、Land Primeが倒産しても預けていた資産は最大で5万ポンド(約800万円)まで補償対象となる。
ただし日本向け法人は無登録のため、資金補償が正常に行われるかは不明だが、そもそもLand Primeの倒産は考えにくいので過剰に心配する必要はないだろう。
ECN口座のスペックが若干低い
Land PrimeにはPro口座・Cent口座の他に、ECN口座も用意されている。
しかしECN口座のスペックは若干低い。
- 最大レバレッジ1,000倍
- ボーナスなし
- 取引手数料は往復0.6pips/lot
- 最低入金額10万円
ECN口座最大の魅力は取引コストを抑えられることだ。スプレッドだけを見ると、Pro口座より狭いスプレッドで取引できるため、特にスキャルピングなどをメインで取引する方にはメリットが大きいだろう。
ただし、ECN口座の最大レバレッジは1,000倍となっている。Land Primeの最大の売りとも言える2,000倍レバレッジが適用されないのは痛い。
また、期間限定ボーナスが再開された場合も、ECN口座はボーナス対象外となる可能性が高い。
最低入金額も10万円以上とハードルが高いので、ECN口座はスキャルピングトレーダーもしくはFX中上級者向きの口座タイプと言えるだろう。
出金手数料がかかる
Land Primeは入金手数料は無料だが、出金手数料はかかる。
- 海外銀行送金:約45ドル(6,300円相当)
- STICPAY出金:0.3ドル+出金額の2.5%
こまめに出金するのではなく、ある程度まとめて出金しないと損をすることになるので要注意だ。
Land Primeの評判まとめ
スペック的には高い水準の海外FXブローカーと言える。
特にいかに当てはまる方はLand Primeを利用するのがオススメだ。
- スプレッドの狭さにこだわってスキャルピングしつつ、ある程度取引数をコントロールできる方
- レバレッジ2,000倍を活かして、ダイナミックにハイレバトレードしたい方
- 確かな約定力のもとストレスフリーでサクサク取引したい方
- 日本語対応が手厚い業者で取引したい方
特に、Land Primeのレバレッジ2,000倍は、試してみる価値が大いにあるだろう。
Land Primeにはゼロカットシステムがあるので、いかにハイレバレッジ取引しようとも、入金額以上の借金(追証)を背負うリスクは無い。
Land Primeが気になる方は、Pro口座の2,000倍レバレッジで、ダイナミックなFXトレードを楽しむのもおすすめだ。
一方で以下の方にはLand Primeはおすすめできない。
- スペックの高いECN口座を探している
- 制限なくガンガン思い通りにスキャルピングやデイトレをしたい
- 金融ライセンスの所在がはっきりしている信頼性の高い業者がいい
もし1つでも当てはまる方は、以下の記事で”条件別に管理人がオススメできる優良海外FX業者”を紹介しているので参考にしてほしい。
Land Primeに関するよくある質問
Q.日本語サポートの問い合わせ先はどこですか?
Land Primeの日本語サポートの問い合わせ先は以下。
- メール:japan.support@land-fx.com
- ライブチャット:Land Prime公式サイトより
※メール対応は平日10時~18時まで、ライブチャットは平日11時~17時まで。
Q.Land Primeでデモ口座は利用できますか?
Land Primeではデモ口座の利用可能。
リアル口座とまったく同じスペックで、リスクなくでもトレードできる。
デモ口座の口座開設費や口座維持費は無料なので、いきなりリアル口座での取引が不安な方は、デモ口座で練習しよう。
Q.Land Primeの取引時間はいつですか?
Land Primeの取引時間は夏時間と冬時間で異なる。
-
- 夏時間:月曜日06:05~土曜日06:00(3月第2日曜~11月第1日曜)
- 冬時間:月曜日07:05~土曜日07:00(11月第1日曜~3月第2日曜)
(※)サマータイムについて
サマータイム(夏時間)とは、日の出時刻が早まる時期(3月~11月)に、時計の針を1時間進め、太陽の出ている時間帯を有効に利用することを目的として、欧米を中心に導入されています。
サマータイムは欧米を中心に導入されている制度。
具体的には3月の第2日曜~11月の第1日曜までがサマータイムとなっている。
2022年~2023年の暦に当てはめた夏時間・冬時間は以下の通り。
- 夏時間:2022年3月14日(月)~2022年12月5日(土)
- 冬時間:2022年12月7日(月)~2023年3月11日(土)