【2024年最新】MT4とMT5の違いを徹底解説。結局どっちを利用したらいいの?

【2022年最新】MT4とMT5の違いを徹底解説。結局どっちを利用したらいいの?
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『MT4とMT5どっちを使えばいいですか?どちらがおすすめですか?』

『2024年の今でもMT4が主流と書いてあるWEBサイトが多いけど、本当ですか?』

最近当サイト(海外FXのトリセツ)読者から上記のような問い合わせを多くいただくようになった。

そこで、本ページではそんな疑問にお答えするべくMT4とMT5の違い、それぞれがおすすめのトレーダーについてまとめた

MT4とMT5の違いまとめ

MT4とMT5の比較表

項目MT4のロゴMT5のロゴ
動作スピード普通
早い
時間足9種類21種類
気配値、ナビゲーターウィンドウわかりやすく
使いやすい
両建て可能可能

2016年5月から
可能に
ワンクリック注文可能可能
ストラテジーテスター
可能可能

2016年5月から
可能に
カスタムインディケーターの種類豊富豊富
EAの種類かなり豊富徐々に増えつつある
対応海外FX業者ほぼ全て(FXGTを除く)大手業者を中心に増加中

この比較表から読み取れるMT4とMT5の大きな違いは以下の通り。

  • MT5の方が動作スピードが優秀
    MT5>MT4 
  • MT5の方が時間足の表示が多くチャート分析が有利
    MT5>MT4
     
  • 気配値、ナビゲーターウィンドウがMT5の方が便利で使いやすい
    MT5>MT4
     
  • カスタムインディケーター・EAの種類はMT4の方が多い
    MT5<MT4
     
  • アップデートの頻度から開発元はMT5にチカラを入れていることが読み取れる
    MT5>MT4
     
  • MT5は一部の海外FX業者しか対応していない
    MT5<MT4

管理人の結論を言うと、以下の通りだ。

【海外FXのトリセツ管理人の結論】

MT5は、利用する価値あり。MT5はMT4よりも使いやすさと動作スピードが格段に良くなっている。ただし、インディケーター・EA(自動売買)の種類は未だにMT4が優勢だ。
MT4のマニアックなインディケーターを使いまわしたい場合や、EA(自動売買)取引がメインのユーザーはMT4を使い続ければいいだろう。それ以外の方、特に裁量トレードが主な方は、MT5をあえて避ける理由はない

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MT4とMT5の違いを比較

ここではさっそく、MT4とMT5の違いを比較する。

どちらを使用するか迷っている方は、ぜひ参考にしてほしい。

MT5の方が動作スピードが優秀

MT4はメモリの消費量が低いかわりに、動作スピードは若干もっさりしている。

それに比べて、MT5はメモリ量を多く使う代わりに()動作はかなりサクサクヌルヌルになった。

スキャルピングトレードや、ここぞというときのポジション取りや決済もストレスなく取引することができる。

私自身、MT5を使ったあとにMT4に戻ると、もっさりした動作にイライラすることがある。
(私は裁量トレード中心のため、MT5対応業者の場合はMT5を使っている)

これはMT5の大きなメリットと言える。

()【MT5はハイスペックPCでないと重くなる】は嘘

MT5は、MT4よりも多くのメモリを使うので、メモリ量が大きいハイスペックなPCでないと使えないと言われていた

MT5が登場したのは10年も前の話なので、当時ではたしかにハイスペックの部類のPCでないと使えなかったかもしれない。

しかし、現在ではよほど古いPCを使っていない限り(例えば7年前、8年前のもの)問題ない

MT5のメモリ量的には1GBも使わない。現代の標準スペックPC(メモリ4GB~12GB)の場合、動作には全く影響がないと言える。

MT5の方が分足・時間足の表示が12種類も多い

MT5は時間足を細かく設定できる

MT5では、MT4に比べてさらに12種類も分足や時間足が追加されている。

チャート分析中心のトレーダーは重宝するだろう。
(管理人も8時間足や、12時間足をかなり使っている)

MT4の時間足(9種類)

  • 分足:M1(1分足) M5(5分足) M15(15分足) M30(30分足)
  • 時間足:H1(1時間足) H4(4時間足) D1(日足)
  • その他:W1(週足) MN(月足)

MT5の時間足(21種類)

  • 分足:M1(1分足) M2(2分足) M3(3分足) M4(4分足) M5(5分足) M6(6分足) M10(10分足) M12(12分足) M15(15分足) M20(20分足) M30(30分足)
  • 時間足:H1(1時間足) H2(2時間足) H3(3時間足) H4(4時間足) H6(6時間足) H8(8時間足) H12(12時間足)
  • その他:D1(日足) W1(週足) MN(月足)

◇追加された足を色付けしている

気配値・ナビゲーターウィンドウがMT5の方が便利で使いやすい

次にMT4とMT5の機能をそれぞれ比較してみる。

  • 気配値ウィンドウ
  • 詳細タブ
  • プライスボードタブ
  • ナビゲーターウィンドウ

気配値ウィンドウ

MT4とMT5の気配値ウィンドウの違い

MT4では『通貨ペアリスト』『ティックチャート』のみしか見れないが、MT5はそれに加え『プライスボード』『詳細』が見れるようになっている。

詳細タブ

MT5の気配値ウィンドウの詳細タブの内容

詳細タブを開けば、選択した通貨の『高値』『安値』『直近価格』を見ることができる。

1つの通貨のトレードを行いたい場合は、この詳細ウィンドウを参考にすればいいだろう。

プライスボードタブ

MT5の気配値ウィンドウのプライスボードタブの内容

プライスボードタブを開くと、文字通り『銘柄』で登録した通貨のプライスボードが画面にずらっと並んでいる。

全て一画面でワンクリック注文が可能な便利な機能だ。

ナビゲーターウィンドウ

MT4とMT5のナビゲーターウィンドウの違い

インディケーターやEAを表示させる際に用いるナビゲーターウィンドウもMT5では使い勝手が向上している。

MT4では縦に長くごちゃごちゃしていたリストがスッキリ整理され見やすくなっただけでなく、自ら新たなフォルダをつくれるようになった。

開発元はMT5にチカラを入れていることが読み取れる

前提として、アップデートはサービスをよりよくするために行うものだ。

つまりアップデートの回数が多ければ多いほど、そのサービスに注力しているということになる。

項目MT4のロゴMT5のロゴ
2017年、2018年の
アップデート回数
2017年:4回
2018年:0回
2017年:12回
2018年:2回
2016年~
2018年6月までの
合計アップデート
回数
15回38回
最終アップデート日2017年5月2018年2月
開発元の意向開発終了宣言開発にチカラを
入れていく

ご覧の通りMT4は、2021年5月を最後に一回もアップデートされていない。

実に1年以上もMT4はアップデートされていないのだ。

対するMT5は2021年は9回、今年に入りすでに7回もアップデートされている。

また、メタクオーツ社ではMT4の開発終了も宣言しており、MT4が独占状態にあるシェアを徐々に減らし、MT5への移行を促す意向だ。

このことから、開発元(メタクオーツ社)はMT5にチカラを入れまくっていることが伺える。

公式ページからMT4のダウンロードができなくなっている

ちなみに、メタクオーツ社の公式ページ(https://www.metaquotes.net/)からMT4をダウンロードすることはできない。

メタクオーツ社の公式ページからはMT4のダウンロードリンクが消されている

なんとしてでもMT5を普及させたいという開発元の強い思いがうかがえる。

(個人的には、正直ここまでする必要があるのか、、、と思っているが・・・笑)

カスタムインディケーター・EAの種類はMT4の方が多い

カスタムインディケーターやEAの種類に関しては、未だにMT4に軍配があがる。

特に、EA(自動売買ソフト)に関してはMT4の方が断トツで種類が多く、MT5ではまだまだ数えるほどしかない。

もしあなたがEAをつかったトレードをしたい場合はMT4を使うべきだろう。

ただし、インディケーターに関しては、MT4に数こそ劣るもののMT5もここ何年かでかなり充実してきている。

基本的なものは全て網羅されており、数千種類以上のインディケーターがそろっている。

関連:MT5のインディケーター一覧(外部サイト)

よっぽどマニアックなインディケーターを使っているケースを除いて、MT5を使っても不便を感じることはないだろう。

なぜMT5で積極的にインディケーターやEAの開発が進まないのか

MetaTraderは、独自のプログラミング言語『MQL(Meta Quotes Language)』を用いてインディケーターやEA(自動売買システム)が開発されている。

MQLはバージョンが違えば仕様が変わってくる。

  • MT4→MQL4
  • MT5→MQL5

さらに厄介なのが、MT4とMT5は全く互換性がない

MT4用に開発されたインディケーターやEAをMT5に当て込もうとすると、同様の処理をMQL5で書き直さないといけない手間が発生する。

さらに、MQL4はプログラミング経験があれば比較的簡単に開発することができるのだが、MQL5は開発の難易度が高い

これらの理由から、MT5のインディケーターやEAの開発がなかなか進まないのだ。

スマホ版に大きな差はない

PC版には様々な違いが存在するものの、スマホアプリ同士は大きな差がない。

注文方式の種類に関してはMT5の方がやや多くなっているが、スマホをメインにトレードする方はそこまで気にする必要はないだろう。

【2024年現在】MT5対応の海外FX業者は10社

2024年現在、MT5対応の海外FX業者は続々と増えており、合計10社で利用できる。

XM(XM Trading)

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最大レバレッジ1,000倍、追証なし、豊富なボーナス、入出金手数料無料、手厚いサポートと不動の人気を誇っている。

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FBSは知る人ぞ知る隠れた優良海外FXブローカーだ。

入金ボーナス水準が業界No.1。

様々な口座種類があるので、ボーナス用の口座、スキャルピング用の低スプレッド口座など用途に合わせて口座を使い分けることができる。

FBSの管理人レビューはこちら

Titan FX

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Titan FXは国内FX並のスプレッドを誇るブレード口座を提供しており、CFD銘柄が取引できる点も利便性が高い。

約定力にも長けているので、スキャルピングでも重宝するだろう。

Titan FXの管理人レビューはこちら

AXIORY

AXIORY公式サイト画像

AXIORYは4種類の口座タイプに加えて株式やETCもトレードが可能となっており、ストップレベルがゼロなので細かく指値注文が行える。

レバレッジについては最大400倍と少し低い印象だが、MT4・MT5の他にcTraderが使えるため様々なスタイルに適している。

AXIORYの管理人レビューはこちら

Exness

Exness公式サイト画像

最大無制限レバレッジが利用できるExnessは、スプレッドも狭いためコストを抑えて運用していけるだろう。

2022年からは日本語対応もスタートしており、初心者にもおすすめのFX会社だ。

Exnessの管理人レビューはこちら

Land Prime

Land Prime公式サイト画像

Land Primeはニュージーランドを拠点に世界13カ国でサービスを展開する海外FX。

約定力は0.0035秒以内と非常にスピーディーであり、通貨ペアについても60種類以上と豊富だ。

最大レバレッジは2023年のリニューアルに伴い、無制限から2,000倍に変更となった。

LANDFXの管理人レビューはこちら

FXGT

FXGT公式サイト画像

FXGTは2019年からサービスを開始した比較的新しいFX会社だが、豪華なボーナスと最大1,000倍のレバレッジを提供しており人気が高い。

最大1億円の信託保全も講じており、安全性重視の方にもおすすめといえるだろう。

FXGTの管理人レビューはこちら

HFM(旧HotForex)

HFM公式サイト画像

HFM(旧HotForex)は、低スプレッド特化型や入金ボーナスが使える口座など幅広いタイプを設けており、様々なレベルのトレーダーにマッチしている。

50種類の通貨ペアと90種類のCFDも取り揃えている上に、日本語サポートが受けられる点も大きな魅力だ。

HFM(旧HotForex)の管理人レビューはこちら

FXDD

FXDD公式サイト画像

FXDDは低スプレッドなプレミアム口座や、マイナススワップの通貨ペアが比較的少ないメリットがある。

2015年のスイスフランショックでゼロカットを反故にして以降、少し人気が低迷している印象だが、まだまだ主要の一角に数えられている。

FXDDの管理人レビューはこちら

Tradeview

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Tradeviewは2022年で運営実績19年を達成した老舗海外FXであり、信託保全に金融ライセンスなどトレーダーにとっての安心材料が揃っている。

業界最狭水準のスプレッドを誇るILC口座も人気が高く、高スワップを活用した中長期トレードにもおすすめだ。

Tradeviewの管理人レビューはこちら

ここ数年でMT5に対応している海外FXはとても増加してきているため、今後もさらにシェアが拡大する期待も持てるだろう。

管理人のまとめ:MT5は利用する価値あり

裁量トレードがメインの方は、MT4よりもMT5の方がおすすめだ。

個人的には、時間足のパターンが豊富なのがデカい。
特にスキャルピングトレードなど、短期のチャートをよく見るトレーダーにとってはMT5のきめ細かいチャート設定はありがたいだろう。

とはいえ、MT4とMT5の違いよりも、各々の海外FX業者のスペックの方が海外FX業者を選定する上で重要項目。

メインの海外FX業者がMT5に対応していないからといって、わざわざMT5対応の海外FX業者に乗り換える必要はない

MT4の開発が実質終わっていることに不安を感じる方もいるかもしれないが、シェア率は圧倒的にMT4の方が高いので、現時点ではMT4が使えなくなる可能性は低い。

今後はMT5対応業者がもっと増えてくると予測しているが、まだまだMT4の時代が続きそうだ。