なんとなく難しそうでめんどくさそうな海外FX口座への入金だが、全然そんなことはない。
国内FX業者に入金するのと同様の手続きで入金できる。
また、ほとんどの海外FX業者が日本語対応しているため、英語をいちいち翻訳する必要もない。
トレーダーが海外FX業者の口座に入金する方法は、
- 国内銀行送金
- クレジットカード入金
- 海外銀行送金
- ビットコイン入金
と大きく分けて4つある。
海外FXの3つの入金方法
1.国内銀行送金
日本人トレーダーがもっとも利用しているのが国内銀行送金。(XM社によると、約60%のトレーダーが国内銀行送金を利用しているそうだ)
国内FX業者で入金するのと同様、国内の銀行から海外FX口座に入金することができる。
国内銀行送金のメリット
- ネット上やATMで簡単に手続きできる
- 銀行が営業時間中なら振り込み完了から30分程度で口座へ反映される
どの業者でも最低入金額の基準を満たすと手数料は無料で、振り込み手数料(数百円)のみで口座へ入金することができる。
国内銀行が営業している時間帯に入金をすると即日で取引口座へ反映されるので、ストレスなく入金を行うことが可能だ。
国内銀行送金のデメリット
- 数百円の振り込み手数料がかかる
- 最低入金額がある
最低入金額の縛りがある場合が多い。この金額を下回ると別途手数料がかかるため注意が必要だ。
業者別国内銀行対応表
業者名 | 国内銀行送金対応 | 手数料 |
---|---|---|
![]() TitanFX | 対応 | 無料 (5万円以上※1) |
![]() XM | 対応 | 無料 (1万円以上※2) |
![]() LANDFX | 対応 | 無料 (5万円以上※3) |
![]() AXIORY | 対応 | 無料 (2万円以上※4) |
![]() FBS | 非対応 | |
![]() Traders Trust | 非対応 | |
![]() iFOREX | 非対応 |
※1,3 TitanFX・LANDFXでは、50,000円未満の場合、1,000円の手数料が差し引かれる
※2 XMでは、10,000 円未満の場合、1,070 円 +入金額の0.05%手数料が差引かれる
※4 AXIORYでは、20,000円未満の場合、1,500円の手数料が差し引かれる
このように全ての海外FX業者で国内銀行送金に対応しているわけではない。
クレジットカードを持っていない、またはクレジットカード入金が嫌だ、という方は国内銀行送金に対応している業者での取引がマストとなるだろう。
2.クレジットカード入金
国内FX業者しか利用したことがない人はびっくりするかもしれないが、海外FXでは一般的なのがクレジットカードでの入金だ。
じつは、管理人も海外FX業者への入金は、クレジットカード入金がほとんど。
上記ではVisaカードを使ってXMにて10万円を入金してみた。入金リクエストと同時に口座にはすでに10万円反映されている。
クレジットカード入金はネットでショッピングを行うのと同じ感覚でショッピング枠を使って入金することになる。
クレジットカードでの入金と聞くと不正されないか心配だと思うかもしれない。
しかし、世界中で金融業を執り行っている海外FX業者の個人情報の管理や取り扱いは非常に厳格だ。(国内の大手ネットショッピングモールなどよりも厳格である。)
事実、海外FX業者に入金したからと言って、クレジットカードを不正利用されたというニュースは聞いたことがない。
クレジットカード入金のメリット
- 入金スピードがとにかく早い。基本的にリアルタイム口座反映
- 入金手数料が無料
- 一度カードを登録すると二回目から省略される
- 入金から支払いまでに期間がある
- ※ポイントがたまる場合がある
このように、入金方法の中では一番メリットがあり使い勝手が良い入金方法だ。
※クレジットカード入金してから、締日をまたぐとポイントも計上される場合がある。
クレジットカード入金のデメリット
- クレジットカード入金に使えないブランドがある
全てのカードが使えるわけではない。
基本的にはVisa・Masterカードのみの取り扱いが多く、JCBやAMEXは使えない。
業者別クレジットカード対応ブランド
業者名 | 対応クレジットカードブランド | 手数料 |
---|---|---|
![]() TitanFX | VIsa(ビザ),MasterCard(マスター),銀聯(ギンレン) | 無料 |
![]() XM | VIsa(ビザ),Maestro(マエストロ),Visa Electron(ビザエレクトロン),DinersClub(ダイナーズクラブ),UnionPay(ユニオンペイ) | 無料 |
![]() LANDFX | VIsa(ビザ),MasterCard(マスターカード) | 無料 |
![]() FBS | VIsa(ビザ),MasterCard(マスターカード) | 無料 |
![]() Traders Trust | VIsa(ビザ),MasterCard(マスターカード) | 最大3.35%、 ※6か月以内に、入金額の2.5%相当のロット数を取引すれば、手数料を返金。 |
この表に掲載されていない他の海外FX業者でもビザ、マスターカードはほとんどの業者で対応している。
なんとなく敬遠されがちなクレジットカード入金だが、これよりも便利な入金方法はないと思う。
3.海外銀行送金
昔ながらの入金方法だが、あまりオススメしない。以下のようにほとんどメリットが全く見当たらない入金方法だ。
海外銀行送金のメリット
- クレジットカードが作れない人でも利用できる
- 国内銀行送金に対応していない業者でも利用できる
海外銀行送金のデメリット
- 銀行の窓口へ行って手続きしなければいけない
- 提出書類が煩雑
- 送金手数料で3,000円~4,000円ほどかかる
- 振り込みから着金まで4~5営業日ほどかかる
と、デメリットのオンパレードだ。
他の入金方法が一切使えないときに仕方なく利用する以外に用途が見当たらない。
4.ビットコイン入金
2017年より扱う海外FX業者が増え始めているのがビットコイン入金だ。
ビットコイン(仮想通貨)をつかって、入金することができる。
ビットコイン入金のメリット
- 銀行口座がなくてもOK
- 手数料無料
- 入金からFX口座への反映が迅速(即時~60分程度)
ビットコイン入金のデメリット
- ビットコインをあらかじめ購入している必要がある
- ビットコイン自体の価値の上下が激しい
ビットコイン入金を行うためにはあらかじめビットコインウォレットというものを開設し、ビットコインを所有しておかなければいけない。
その手間だけはかかるが、一度つくってしまえばかなり優秀な入金方法である。
ネッテラー入金の代わりになると期待されている入金方法だ。
管理人のおすすめはクレジットカード入金だ。
即時入金されるのが熱い。
もしクレジットカードを持っていない方は、ビットコインか国内銀行送金に対応している海外FX業者を選ぶようにしよう。
入金方法について補足
以前まで
- 各業者が発行するオリジナルプリペイドカード
- 電子決済サービス(ネッテラー)
を使って入金する方法があったが、残念ながら2つとも使えないサービスになってしまった。
プリペイドカードは、発行元マスターカードの移行で廃止された。
また、電子決済サービスの代表格であるネッテラーがFX取引による決済を禁止したため、電子決済サービスの入金は現在ほとんどの海外FX業者で利用することができない。