海外FXの代表的な特徴である豪華なボーナスキャンペーン。
ただボーナスの豪華さを知っている人が多い中で、実際にどのように取引すればボーナスを有効活用できるか知っている人は少ないように思う。
そこで今回は海外FX歴10年を超える管理人が、豪華なボーナスを存分に使い倒すための方法論を授けている。
→海外FX業者の入金・口座開設ボーナスおすすめ一覧!最新キャンペーン情報をチェック
本ページの記載事項一覧
まずは海外FXのボーナスの種類と特徴を知ることが重要
ボーナスを有効活用するには、まず各ボーナスの特徴を熟知することが重要。
また各海外FX業者によっても若干ボーナスルールが異なるので、利用する海外FX業者のボーナスについても理解を深める必要がある。
口座開設ボーナス(no deposit bonus)
口座開設ボーナスの受け取り条件は「該当業者での口座開設が初めて」であることのみ。
条件に当てはまれば、初回入金なしで口座にリアルトレードで利用できる証拠金がプレゼントされる。
(入金の必要がないことから「未入金ボーナス(no deposit bonus)」とも呼ばれている。)
持ち出し不要で、海外FXのハイレバ取引をノーリスクでお試しできる魅力的なボーナスだ。
ちなみにボーナス自体を出金することはできないが、ボーナスを活用したトレードで生じた利益の出金を認めている海外FX業者は多い。
口座開設ボーナスは有効期限と出金条件をチェック
金額の他に各海外業者の口座開設ボーナスで異なる特徴は、有効期限と出金条件。
たとえばXMとFBSという海外FX業者はどちらも口座開設ボーナスがあるが、有効期限や出金条件に差がある。
■XMの口座開設ボーナス(3,000円口座開設ボーナス)
有効期限なし。利益は上限なく出金OK。
■FBSの口座開設ボーナス(100ドル口座開設ボーナス)
有効期限は口座開設時から50日(取引開始から30日)。
有効期限内に5ロット以上取引しているなら、上限100ドルまで出金可能。
口座開設ボーナスを受け取る場合は、事前にボーナスルールを確認しておくようにしよう。
入金ボーナス
「入金額の○○%」という形で、入金後に取引に利用できるバーチャルマネーをボーナスとして受け取ることができる。
業者やキャンペーン時期によって異なるが、10%~200%の間で入金ボーナスが付与されることが多い。
たとえば100%入金ボーナスキャンペーン開催中の業者に5万円入金すると、5万円のボーナスが付与され、10万円の証拠金を携えて取引スタートできる。
口座開設ボーナス同様にボーナス自体が出金できない場合がほとんどだが、ボーナス取引で生じた利益は出金OKだ。
入金ボーナスは追加入金対応と有効証拠金カウント(クッション機能の有無)をチェック
入金ボーナスに関して、業者毎に特徴が異なるのが以下の2点。
- 2回目以降の入金にもボーナスが付与されるか
- ボーナスが有効証拠金にカウントされるか(=クッション機能があるかどうか)
同じ100%入金ボーナスでも業者によって使い勝手が異なるので、事前に確認しておくようにしよう。
【補足】「ボーナスが有効証拠金にカウントされる」とは?
そもそもボーナスは「残高(入金額や利益)」とは別に「クレジット」として口座に反映される。
- ボーナスが有効証拠金にカウントされる
→「残高+クレジット」が有効証拠金になる(=クッション機能がある) - ボーナスが有効証拠金にカウントされない
→「残高」だけが有効証拠金になる(=クッション機能がない)
ボーナスが有効証拠金にカウントされるかどうかによって、口座の証拠金維持率に差が出る。
例えば100%入金ボーナスを提供しているレバレッジ500倍の業者に2万円入金し、ドル円10万通貨でエントリーする場合を考えてみよう。
(必要証拠金は10万通貨÷500倍で2万円。)
■ボーナスが有効証拠金にカウントされる場合
エントリー時の証拠金維持率は「4万円(有効証拠金、残高+クレジット)÷2万円(必要証拠金)×100」で200%
■ボーナスが有効証拠金にカウントされる場合
エントリー時の証拠金維持率は「2万円(有効証拠金、残高のみ)÷2万円(必要証拠金)×100」で100%
同じポジション量で取引する場合、ボーナスが有効証拠金にカウントされる業者の方が証拠金維持率に余裕を持ってポジションを保持できる。
海外FXの口座開設ボーナスの有効的な使い方
海外FX口座からのの口座開設ボーナスの有効な使い方を紹介する。
- リアル口座の使用感や約定力を確認する
- 口座開設ボーナスを元手に一発勝負する
リアル口座の使用感や約定力を確認する
管理人としては「海外FXリアル口座の動きを確認するためにボーナスを使って取引する」というのが、口座開設ボーナスの最も有効的な活用方法だと考えている。
デモ口座でも事足りるのでは?と思う人もいるだろうが、デモ口座とリアル口座ではそもそもの土俵が異なる。
というのもデモ口座はあくまで業者が支給するバーチャルマネーのみが行き来する場でしかないので、リアルな市場に注文をぶつけて取引するわけではない。
実際の市場とは無関係に取引が行われるので、どんな状況でもサクサク約定したしまうのだ。
またデモ口座とリアル口座では置かれているサーバー・通信環境が異なるので、
約定スピードやレート、気配値の表示もデモ口座とリアル口座で差が出てしまう。
デモ口座での試運転だけで取引の間隔を掴んだ気になっていると「デモ口座では勝てたのに、リアル口座では勝てない…」ということが往々にして起こってしまうのだ。
デモとリアルのギャップを埋めるために、口座開設ボーナス分で海外FXのリアルを体感してみるのがおすすめだ。
口座開設ボーナスを元手に一発勝負する
あまり現実的ではないが、口座開設ボーナスを元手に一攫千金チャレンジしてみるのもアリ。
以下は理想論になるが、元手が3,000円程度の口座開設ボーナスでもトレンドに乗ってポジション増しのピラミッティングをすれば、100万円近くの利益を狙える道筋も存在する。
■初回エントリー
0.1ロット(1万通貨)エントリーで100pipsの利幅を抜く
→口座残高は1万3000円(1万円のプラス)
■1回目のポジション増し
0.5ロット(5万通貨)でポジション増し(合計で0.6ロットのポジション保有)
で100pips抜く
→口座残高は7万3,000円(6万円のプラス)
■2回目のポジション増し
1ロット(10万通貨)でポジション増し(合計で1.6ロットのポジション保有)で100pips抜く
→口座残高は23万3,000円(16万円のプラス)
■3回目のポジション増し
6ロット(50万通貨)でポジション増し(合計で7.6ロット)で100pips抜く
→口座残高は99万3,000円(66万円のプラス)
実質レバレッジ300倍程度での取引になるので、強制ロスカットのリスクは高くなるが、ロスカットに耐えてトレンドが思惑通りに続けば一攫千金も夢ではない。
口座開設ボーナスを提供している海外FX業者は複数存在するので、運試しだと思って、どこか一業者で試してみてもいいだろう。
→海外FX業者の入金・口座開設ボーナスおすすめ一覧!最新キャンペーン情報をチェック
ちなみに上記ページで紹介している業者は総じて追証なしのゼロカットシステムを採用しているので、どれだけ取引で失敗しても口座開設ボーナスが0になるだけ。
マイナス残高が発生しても、トレーダーが追証を支払う必要はない。
完全にリスクゼロで一攫千金に挑むことができる。
海外FXの入金ボーナスの有効的な使い方
続いて入金ボーナスの有効的な使い方を紹介する。
- エントリーポジションのサイズを劇的に増やす
- 口座の証拠金維持率を高く維持する
エントリーポジションのサイズを劇的に増やす
言わずもがな海外FXの特徴はハイレバレッジだが、入金ボーナスを活用することで建てられるポジション量はさらに劇的に大きくなる。
【最大レバレッジ500倍、100%入金ボーナス付与の業者に5万円入金した場合】
取引に使える証拠金は入金額5万円とボーナス額5万円の10万円。
最大レバレッジ500倍なので、MAXで5000万円分(ドル円で50ロット)エントリー可能。
→入金額5万円に対して、最大1000倍のレバレッジを効かせて取引できる。
入金ボーナスは取引の証拠金として利用できるので、ボーナスを活用すれば業者が提示しているレバレッジ以上のテコを効かせて取引できる。
口座の証拠金維持率を高く維持する
上述したボーナスが有効証拠金にカウントされる業者なら、ボーナスを活用することで口座の証拠金維持率を高く維持することができる。
証拠金維持率が高ければ強制ロスカットされにくくなり、損失が確定しずらくなるのがメリットだ。
以下2万円入金してドル円(1ドル=100円)時に20万通貨のポジションでエントリー(レバレッジ500倍)した場合の証拠金維持率を比較してみた。
※強制ロスカット水準は「証拠金維持率20%」を想定している。
【ボーナスなしの場合】
■レバレッジ500倍で50万通貨のドル円ポジションの必要証拠金
→2万円
■エントリー時の証拠金維持率
→口座残高(2万円)÷必要証拠金(2万円)×100=100%
■強制ロスカットまで耐えられる値動き
→約16pips
【100%入金ボーナスありの場合】
■レバレッジ500倍で50万通貨のドル円ポジションの必要証拠金
→2万円
■エントリー時の証拠金維持率
→口座残高(4万円)÷必要証拠金(2万円)×100=200%
■強制ロスカットまで耐えられる値動き
→約32pips
エントリー枚数を増やさなくてもメリットがあるので、入金ボーナスは受け取っておくに越したことはない。
海外FXのボーナスを利用する際の注意点
口座開設ボーナス・入金ボーナスを利用する際の注意点を押さえよう。
- 口座から資金を出金するとボーナスが消滅する
- 資金移動で「ボーナスだけの口座」を創出するのは不可能
- ボーナスを悪用した両建て取引はNG
口座から資金を出金するとボーナスが消滅する
金額の差はあれど、海外FXの入金ボーナスは出金のタイミングで消滅してしまう。
- XM
→出金金額に応じてボーナスが消滅※ - HFM(旧HotForex)
→1円でも出金すると、出金時にボーナスが全額消滅 - FBS
→1円でも出金すると、出金時にボーナスが全額消滅 - is6com
→1円でも出金すると、出金時にボーナスが全額消滅 - BigBoss
→1円でも出金すると、出金時にボーナスが全額消滅
一度消滅してしまったボーナスが復活することはないので、ボーナスが付与された口座から出金するタイミングを十分に検討しなければいけない。
「もうボーナスに頼らなくても大丈夫か」をしっかり考えてから出金申請するようにしよう。
※XMは「残高に対する出金額の割合」に応じてボーナスが消滅する。
例えば残高10万円、ボーナス5万円の口座から1万円出金した場合、残高に対する出金額の割合は10%。
ボーナスの10%に相当する5,000円が消滅することになる。
資金移動で「ボーナスだけの口座」を創出するのは不可能
ボーナスを提供している海外FX業者は総じて「口座の現金を移動する場合、ボーナスも連動して移動する」というルールを設けている。
例えば口座残高の10%を別口座に移動する場合、口座のボーナスの10%分が残高と共に移動する仕様だ。
A口座(残高10万円 ボーナス5万円 有効証拠金15万円)
をB口座(証拠金0円)に資金振替
1万円をB口座に資金振替した場合
- 1万円は、残高10万円に対して10%
- ボーナスも10%の5,000円がB口座に移動
A口座 残高9万円 ボーナス4万5,000円 有効証拠金13万5,000円
B口座 残高1万円 ボーナス5,000円 有効証拠金1万5,000円
5万円をB口座に資金振替した場合
- 5万円は、残高10万円に対して50%
- ボーナスも50%の2万5,000円がB口座に移動
A口座 残高5万円 ボーナス2万5,000円 有効証拠金7万5,000円
B口座 残高5万円 ボーナス2万5,000円 有効証拠金7万5,000円
「ボーナスと入金したリアルマネーで口座を分けたい」
機転が利く人なら誰もが思いつく発想だが、この希望が叶うことはない。
余談だが、取引毎に貯まるポイント還元サービスを提供してる海外FX業者なら、ポイントをボーナスに換金することで「ボーナスだけ、リアルマネーなし」の口座を創出することができる。
例えば海外FX業者XMが提供している「XMロイヤルティプログラム」がこれに該当する。
詳しくは下記のページで解説しているので、気になる人は読んでみてほしい。
ボーナスを悪用した両建て取引はNG
前提として各海外FX業者は「同一口座内での両建て」以外の両建て取引を禁じている。
- 別の海外FX業者との間で両建てポジションを持つ
- 同じ海外FX業者の中でも別口座との間で両建てポジションを持つ
上記の両建ては全て海外FX業者の利用規約違反。
発覚してしまうと利益が没収されてしまうのはもちろん、最悪の場合は口座凍結で入金した分すら出金できなくなる恐れがある。
ボーナスは両建て取引に悪用されやすいということで、ボーナスを受け取った場合は特に取引履歴をチェックされることになるので、両建てが摘発される可能性が高い。
業者側が監視の目を光らせていることを念頭において、ボーナスを受け取った際には同一口座以外で両建てポジションを持たないように細心の注意を払ってほしい。
以上、管理人が考える海外FXのボーナス有効活用方法や各海外FX業者のボーナスでおさえておくべき点、ボーナスを活用する際の注意点を解説してきた。
「ボーナスを受け取る」というのはあくまで通過点であり、実際にボーナスをどのように活用するかが重要なのは言うまでもない。
活用方法を事前に知っておくのはもちろんだが「利用しようとしている海外FX業者が提供しているボーナスが活用しやすいものか」というのも合わせて確認しておくようにしよう。
また口座開設ボーナスに関しては、とりあえず受け取れるだけ受け取るに越したことはない。
海外FX取引の経験値が上がるのに加えて、上手くいけば口座開設ボーナスを元手に一攫千金を達成できる可能性もある。